アベノミクスが成功しようが、実質賃金がダダ下がりしようが、筆者の性欲とはまったくの無縁である。筆者トコショー、ヌキたい時にヌキ、ハメたい時にハメることができればそれで全て良しなのだ。
日頃から出会える系サイト遊びの合間にちょくちょく風俗遊びもしているのだが、あいにく筆者は石油王ではないので限られた収入の中でやりくりしている。
しかし! 年に一度くらいは豪遊したくなるものだ。そう、いわゆる「自分へのご褒美」ってやつである。世間では冬のボーナス時期。筆者のようなフリーランスにとってボーナスなんて無縁な存在だが、せめて気分ぐらいはウハウハでアゲアゲになりたいもんだ。
12月某日、筆者が過去に何度か遊んだことのある風俗店「デリヘル東京」からメルマガが届いていた。そのメルマガでは定期的に無料券プレゼントを行っていたのだが、どうせ当たらないだろうとタカをくくって筆者は応募したことはなかったのだ。
だがこの時はいつもと様子が違っていた。そこに書かれていた文字は「3P無料券プレゼント」だったのである!
な、なにぃ、3Pが無料で遊べるだとぉ!? こりゃイチかバチか応募するしかないだろう。
その翌日、またもや「デリヘル東京」からメールが届いた。またメルマガかな? そう思いながらメールを確認すると、「3P無料券」が当選したという連絡メールだったのである!!
ま、マジかよ、オイっ!
この店の無料券プレゼントは騙しではなくガチだというのは以前から知っていた。2ちゃんねる等の掲示板でたびたび当選報告のレスがあがったりしていたからだ。しかし、その幸運が筆者の元にやってこようとは夢にも思っていなかったのである。
ヨシっ、さっそく3Pだ! そう思った筆者だが、フと考えなおすことに。
普通の3Pならこの四半世紀の間で何度も遊んでいる。どうせ豪遊するのなら普通の3Pじゃつまらない。では、どうすべきか? 悩んだ筆者はとりあえずお店に電話してみた。
「はい、お電話ありがとうございます。デリヘル東京です」
「あのぉ、3P無料券が当たった者なんですけど」
「あ! 所沢様ですね。当選おめでとうございます」
このお店は顧客の携帯電話番号をきちんと管理しているのだろう。こちらが名乗る前に向こうから筆者の名前を告げてきたのである。
「あ、そうです。何度かそちらの店で遊んでいる所沢です」
「さっそく無料券でのご利用でしょうか?」
「はい、ところで相談なんですけど、追加で女の子2人をプラスして5Pなんてできますかね?」
そう、筆者の狙いは5Pだったのである。過去に4Pまではしたことがあるのだが、それ以上の体験はしたことがなかったのだ。
筆者の思惑では差額の料金を支払えば5Pもできると見ていた。なぜならこのお店に所属している嬢の写メブログで「今日これから7Pしてきまぁす(ハート)」なんていう書き込みを見たことがあるからだ。
「あ、大丈夫ですよ。女の子を増やした分だけ実費でお支払いいただければ、6Pでも7Pでもいくらでもイけますよ」
やはりそうであった。6Pや7Pにも心惹かれるが、あいにくとそこまでフトコロは豊かではない。
「じゃあ、とりあえず女の子を2名追加でお願いしたいんですけど」
「はい。それではこちらのコンパニオン4名でのお遊びですね。本日のご利用でしょうか?」
「いや、できれば明日の夜にしたいんですけど」
「かしこまりました。それではまた明日お電話ください」