身長170センチオーバーの新垣結衣に大興奮!? “長身フェチ”のマニアックな世界


 長身萌えタイプは、性的行為以前に精神的な優位性に悦びを求める。たとえば、ペッタンコの靴を履き、猫背で歩いているような女性にときめく彼らは、「キミの可愛さは自分だけが分かっているよ」などと、まるで自分が悩める女性を救済しているような気分になって悦に入る。しかし、あくまでも一方的な歪んだ思いであり、長身女性からすれば、自分より背の低い男から上から目線で見られているようで、気持ちのいいものではないだろう。ネット掲示板でよく使われる言い回しだが、優しい言葉が彼女たちの心に響くのは「イケメンに限る」ため、あくまでも“生温かい”目で見守るのが長身萌えタイプの常套手段となる。もし、口説き落とすことができたなら、小さい男が大きな女をSEXでイカせるという逆転的な征服欲を満たすことができるかもしれないが…。

 マゾ系タイプは、長身女性を鑑賞するだけでなく、実際に責められる行為を求める。自分より大きな女性から身体的な痛みや精神的ダメージを受けたくて、フェチプレイのパートナーとして長身女性を見ているわけだ。もちろん、素人の女性を相手にできる可能性は低いので、彼らが向かうのはマニアックな風俗となる。ヒールや尻で踏んづけられ、見下ろされながらの言葉責めを受けるとなると、やはりSMクラブだろう。新宿のPというSMクラブに取材したところ、総在籍約140名のうち、身長170センチ以上の女王様は25名おり、この割合は都内でも最高だという。ちなみに熊井友理奈との仮想プレイを楽しめそうな180センチ超えの女王様も2名在籍しているそうだ。

 また、長身女性と触れ合いを求めるライトなマゾ系タイプには出張性感ヘルスがある。ミニスカ&ストッキング姿の長身女性と待ち合わせして、身長差を楽しみながらホテルに入り、相手を見上げる状態でディープキス。シックスナインではクンニをしようにも舌が性器になかなか届かず、そのもどかしさこそが悦びに変わるという。池袋のTという長身&美脚性感ヘルスでは、在籍女性を、サンシャイン級、エッフェル塔級、富士山級、エベレスト級などとランク別に表示しており、好みの高さが選べて嬉しいとマニアに好評だ。

 風俗だけでなくAV業界にも長身女性は多数活躍しており、モデル級スタイルのレースクイーンやヨーロッパ系ハーフ女子、バレーボールやバスケットボール選手など体育系女子が人気を集めている。2004年にデビューした169センチの立花里子(たちばな・りこ/29)は、その草分け的存在といえる。長身お姉さん系のキカタン(企画単体)女優として、抜群のスタイルと鍛え上げられたマッスルボディで、痴女ものやレズ作品で活躍した彼女の天才的な言葉責めには、お世話になったマゾ男も多いだろう。

 まだレースクイーン系AV女優が珍しかったバブル期には、1989年にデビューした168センチの庄司みゆき(44)などの名が浮かぶものの、なかなか170センチ超えの単体女優は登場しなかった。ただ、筆者は名前も残らないような企画系には何人か170センチ超えの女優がいたのを覚えている。あるフェチ系AVの撮影で出会った企画女優は、身長173センチの美しいダンサーだった。脚を高く上げて180度に開いたポーズのまま大人の玩具で責められ、色っぽく悶えていたシーンが印象的だったが、それ以上に記憶に残っているのは、「長身ダンサーは男だけでなく女にも口説かれることが多い」「海外留学の資金を貯めるため、スポンサーになってもらう代わりに男女ともに肉体関係を持ったことがある」という彼女の言葉だ。どうやら長身女性は同性からも性的対象として見られることが多いようだ。170センチオーバーのガッキーにも、長身フェチだけでなく同性からの熱い視線が注がれているのかもしれない。
(文=坂上五郎)

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