バスタオルを巻いたままベッドの上で正座しているサユミちゃんの背後にまわり、ソっとバスタオルを剥いでゆく……。
ピョン吉かよっ!!
まさに、ピョコン、ピタン、ペッタンコ! 平面ガエルのピョン吉ってくらいにオッパイが無いのである。
え? ナニコレ? オッパイ、どっかで落としてきちゃった?
第一印象で、ムチムチ体型から勝手に巨乳と想像していた筆者にも落ち度はあるだろう。しかし、辛うじてBカップあるかないかのこのオッパイは詐欺だ!!
サーッ……
ノボせていた頭から血の気が引くと同時に、海綿体を充満させていた血の気も引いてしまった。まさにショボボーンでシオシオのパーである。
「あ、部屋の明かり、暗くしようね」
乞われるよりも先に照明を暗くしたトコショーなのであった。
それでも、女性の身体を愛撫する際は全身全霊を尽くすのがトコショーだ。キス、オッパイ愛撫と続き、念入りにクンニを披露する。久しぶりのエッチということもあってか、アっという間にまんちょをズブ濡れにするサユミちゃん。
だが、筆者の愚息はヘソを曲げたままである。
「じゃ、今度はサユミちゃんがフェラチオしてくれる?」
ベッドの上で大の字になって、そうリクエストする筆者。
チュプ、クチュ、レロロロロロロ、ちゅじゅっぱ、チュジュッポ、ジュブレろろろろろ
南米かよ!
物凄い勢いでフェラチオをかましてくれるサユミちゃん。侘びもさびもあったもんじゃない! いわゆるラテンのノリってヤツだ。
ときどき、歯がコリっと当たり痛みすら感じてしまう。このままじゃ明日あたり炎症をおこしてしまいそうだ。
「あ、ありがとう。それ以上されると発射しちゃいそうだから、もう入れるネ」
そう言い訳しつつフェラチオを中断させ、シコシコっと手コキしてフル勃起させてからゴムを装着。そして正常位の格好でインサート開始。
締りはそれなりにバッチグーだ。しかし、どうしても詐欺られた感が強く残っているので、いまいちノリきれない。
エーっさ、エーっさ、エサほいさっさ♪
お猿の籠屋のリズムで腰を振るものの、なかなか発射の前兆が訪れてくれないのである。
サユミちゃんはというと、下から腰をグネグネさせつつアンアンと気持ち良さそうに感じてくれている。
ヨシっ、こうなったらアレだ。脳内でトッキュウイエロー役の女優である梨里杏を思い浮かべる。そして、サユミちゃんのまんちょをオナホ代わりにしてマスターベーションするしかなかろう。
ふぅ。
ありがとう、ミオ。
なんとか無事に発射でき、一安心。
その後、メールアドレスの交換をすることなくホテルを出てサヨウナラと相成った。
ま、この程度のことで後悔するトコショーではない。なかなかリアルで気持ちのいいオナホだったな、と前向きに考えながら帰途についたのであった。
(文=所沢ショーイチ)
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