出演者を芸能人に限定せず、イマドキの若者を多く起用し、彼らの等身大の振る舞いで若者ウケを狙った『テラスハウス』とは打って変わって、その二回りほど上の世代かつ芸能界でのキャリアが長いベテランがそろい踏みの同番組。かなり大胆なシフトチェンジだが、ネットでは「誰に需要があるんだ」「なぜ今更バブル世代？」と冷めた声が続出。前評判はあまり思わしくないようだ。
「坂上忍（47）やヒロミ（49）など、かつてテレビを賑わせていたバブル世代が最近めざましい活躍ぶりを見せていることにあやかった人選でしょうか。バブル世代の芸能人といえば、同番組のテーマの“お金”にまつわるエピソードをたくさん持っていそうですし、当時のおもしろ話が飛び出しそうですね。また、“托卵騒動”で世間の注目を集めた大沢樹生が出演するとのことで、その辺の話をしてくれることに期待を寄せる視聴者もいるでしょうし、司会のキャイ～ン天野は投資信託協会からインタビューを受けるほど本格的に資産運用を行なっているため、より実用的な情報を発信してくれそうです。ただ、40歳前後の視聴者からすれば豪華な出演陣であることは間違いないのですが、20代の視聴者にとっては『この人誰？』状態になってしまう可能性が大きく、番組がうまくいくかどうかは大きな賭けになるかもしれません」（業界関係者）
バブル世代とお金という、切っても切れない組み合わせでリニューアルを図った月曜日23時台のフジテレビ。『テラスハウス』は最高で9.1％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）という決して悪くない視聴率を叩き出していたが、この番組改編は吉と出るのか、それとも…。
（文＝サ乙）
