さすがにやりすぎ!? それとも神回か…『24時間テレビ』の裏で“エスパー伊東逮捕ドッキリ”の『めちゃイケ』

 番組全体の平均視聴率が歴代6位となる17.3%(ビデオリサーチ/関東地区)を記録し、瞬間最高でも41.9%という高い数字を残した『24時間テレビ37 愛は地球を救う』(日本テレビ系)。TOKIOのリーダー・城島茂(43)によるチャリティーマラソンも、番組のラストでギリギリゴールを迎えるという最高の展開で、多くの視聴者に感動を与えた。

 しかし、そんな日本の夏の風物詩的な番組の真裏で、昨年に引き続き『めちゃ×2イケてるッ! 』(フジテレビ系)の派生コンテンツである『24時間ゼロテレビ めちゃ×2なが~くユルんでるッ!』(ゼロテレビ)が放送を敢行。30日午後6時から配信をスタートし、午後8時台の地上波生放送を挟みこむという壮大なスケールで、本家の『24時間テレビ』以上にネット上で大きな盛り上がりを見せた。

 特に『めちゃイケ』本編で放送されたエスパー伊東へのドッキリ企画は、「やりすぎ」「笑えない」といった声とともに、「面白すぎる」「めちゃイケらしい」とのコメントが入り乱れ、バッシングと賞賛の嵐が吹き荒れている。本家の『24時間テレビ』からオファーを受けたという設定で、ペットボトルの早分別パフォーマンスを披露することになったエスパーが、あまりの難題にヤラセをしてしまい、その結果、警察に逮捕されてしまうというドッキリは、手が込んでいるだけに性質が悪く、いくらバラエティとはいえ笑えない人も多かっただろう。しかも、本編放送ではドッキリのネタばらしは行われず、そんなエスパーに対しては、ネット上からは「かわいそう」「ひどすぎる」といった声が上がっている。

 とはいえ、あまりリアクションは大きくないが、それゆえ凝視してしまう不思議な魅力を持つエスパー伊東というタレントのキャラクターを考えれば、今回のようなスケールの大きなドッキリはマッチしている。エスカレートしていくドッキリの中で徐々に硬くなっていくエスパーの表情は、独特の雰囲気で焦りと緊張を物語る。そんな彼の顔は放送コードに抵触するのではないかと心配されるほど険しく、そして面白いものだった。

 そして、番組終了後に配信された『ゼロテレビ』でドッキリのネタばらしをされたエスパーは、あれだけビビッていたにもかかわらず、「1割くらい不審な点があったので、1割くらい疑っていました」と、ドッキリを見透かしていたかのような発言。こうした強気の発言ができてしまうところも、エスパーの面白さだろう。ニセ警察にヤラセ疑惑で逮捕されたときに見せた“顔面蒼白の自分”は一瞬で消えてしまうのだから、ドッキリにうってつけのタレントといえる。

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