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腹違いの妹たちと大乱交!! エロスの海に溺れながら思うことは?


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閉じた日本の田舎の大地主の家。嫌悪感を持っていた息子を
迎えたのは、性欲を抑えることができなかった腹違いの妹た
ちの姿だった......何が正しいのか分からない不思議な連作集。

赤月みゅうと「少女×少女×少女」

 男の夢のひとつに「酒池肉林」があるでしょう。まー、実際の酒の池や肉の林はそこまで欲しくないですが(においそうだし)、それよりも女の子ですよ! 女の子を貪り放題な世界......、いいですねえ。

 しかしその酒池肉林ハーレム願望は、ふっと我に返った時に醜悪で忌むべき望みであるのも間違いありません。

 この『少女×少女×少女』に収録されている連作「祭子」シリーズは、完全に閉じた空間で織りなされる葛藤を描いた物語です。

 舞台はド田舎にある大地主、天上家。主人公の賢吾は極めて真面目な青年ですが、狐面を被った父親は極度にクレイジーな性格の持ち主。そして数多くの妾を抱え、その娘たちをすべて恐怖によって支配し、逃げられないように監禁しているのです。

 賢吾と少女たちは腹違いの兄妹。監禁と言っても「館から出るのが恐ろしくてできない」という方が正しいのですが、少女たちはなんの娯楽も知らず非人間的な暮らししかさせてもらえません。彼はこの現状を見て、「戦後ですらないんだ、父さんのような村の大地主が権力を振るう時代はとっくに終わったんだよ」と糾弾しますが、父は悪びれません。

 そして少女たちは......ここがこの作家のすごいところなんですが、唯一の娯楽として極めて純朴に賢吾の体を求め始めるんです。セックスという唯一の娯楽を。どうしようもなく男に飢えている彼女たちを賢吾は「お願いされたから」と受け入れるのですが、悲愴感が一切ありません。だって、彼女たちが赤子のように手を伸ばしてセックスを欲してくるのですから。

 温泉にて全裸で乱交し続ける大ボリュームのエロシーンは圧巻。果てることのない自身の性欲に、賢吾は父への嫌悪感がどこかにいってしまいそうになるほど困惑します。決してこれが「よいこと」だとも感じられない。このままでいいのか!? だからと言ってこの閉鎖空間は成立しており、いったい自分はどうしたらいいのか......良心に責めさいなまれ、悩みに暮れている時に父親に呼び出されて、驚愕の真実を知ります。

 閉じた日本の田舎社会ものは、エロマンガでもよく用いられるモチーフなのですが、この作品集は中でも変わり種。トリックの見せ方もそうなんですが、何よりエロシーンです。鬱屈感に満ちているはずなのに、どう見ても幸せしか感じない。父親に命令されている、と祭子は言いますが、苦しみとか悲しさとかが一切ないんです。腹違いの兄を心の底から慕って、愛してほしい、抱いて欲しいと小動物のような瞳で見つめて来ます。

 監禁されているのに、毎日楽しそうに暮らしている彼女たちはいったい何なんだ、そう、「少女」だ。感覚がプラスの方向にぶっ壊されていきます。

 正しい、誤り、という二元論を持たない赤月みゅうと作品。他に収録されている短編も善悪の向こう側にある「好き」「交わりたい」という極めてシンプルな思いが軸になっています。この人間の描き方はかなり好みの分かれる作風だと思いますが、紋切り型では終わらない独自な世界観の持ち主なので、是非読んでオナニーした後に、喉に引っかかる違和感をじっくり味わってみてください。
(文=たまごまご/たまごまごごはん



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