――そもそも、ドラマものは好きですか。
「MOODYZさんの専属になってからドラマものが多いんですけど、自分では苦手かなって思っているんですよ。けっこうマジメな性格なので、セリフを一字一句間違えちゃいけないって思っちゃうんです。自分だけじゃなく相手の方のセリフもすべて覚えてしまうので、すごく疲れるんですよ(笑)。この言い回しは監督さんの意図があるから、アドリブでセリフを変えたらイメージが変わってやり直しになるかも…とか不安になるんです」
――それは神経を使いますね。秋山さんは主演だから、モノローグも多かったですよね。
「アフレコの時だけはクリムゾン先生にも立ち会っていただいて、『もっと息使いやアエギ声をセクシーに』『苦しそうに』とか具体的な指示をいただきました」
――他の女優さんと共演すること自体が初めてだったんですよね。
「そうなんです。撮影前は緊張したんですけど、みなさんベテランでプロ意識も高いので安心して現場に臨めました。みんなでワイワイやる雰囲気も楽しかったですね」
――1人ずつ、印象を教えてもらえますか?
「はたちゃん(波多野結衣)は本当に優しいお姉さんというか。私は人見知りなんですけど、現場で積極的に話しかけてくれたり、場を和ませてくれたりと、いろいろ気にかけてくださいました。ゆなちゃん(椎名ゆな)はおっとりしてマイペースな癒し系なんですけど、私が演技で悩んでいると『そこは気にしなくていいんじゃない』とかアドバイスもくれるから助かりました。ひびやん(大槻ひびき)とはレズシーンでがっつり絡みましたね。女の子に体を触られるのも初めてだったので恥ずかしかったですけど、ひびちゃんもベテランなので上手だなって思いました(笑)」
――やっぱり、男優さんとはまったく違うものですか。
「体の柔らかさとか、触れた時の感触とか全然違いますね。女の子同士だから、気持ち良いポイントもよく分かっているんですよ。ただ、ひびやんは全シーンに出ずっぱりだったので、休憩の時に話す時間がなかったんですよ。今度、一緒に本作のリリースイベントに出演するんですけど、改めて緊張します(笑)」
――もう作品は観ましたか?
「まだなんですよ。他の女優さんが絡んでいるシーンは違う場所にいたし、アフレコをしたシーンもどうなっているのか気になるし、どういう風に仕上がっているか楽しみですね」
――普段から自分の作品は観るんですか?
「観ますね。反省点を探すという意味もあるんですけど、イベントでファンの方から『このシーンが良かったよ』って言われた時に、私自身が観てないと話ができないし、見どころも語れないですから。なるべく観るようにしています」