ネット上で堂々のBPO批判! ロンブー淳が見据えるテレビの未来と芸人の新しい姿とは

 今月1日に配信されたインターネット番組『ニューズオプエド』(NO BORDER)で、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(40)が、かつて自身のTwitter上で、韓国との竹島問題に触れた発言をした結果、決まっていたレギュラー番組から降ろされたことがあったと告白。ネット上では、この田村の発言を受けて、テレビ業界と韓国系企業の問題について「いったいどこのテレビ局なんだ」「淳はかなり勇気ある発言をしたと思う」などのほか、「今さらすぎる」「そもそもテレビは終わってる」といったコメントが多数寄せられている。

 ジャーナリストの上杉隆(46)が主催する同番組で、自主規制という名の下にテレビの中での表現の幅がどんどん小さくなってしまっていると語った田村。しかも、それが自覚的ではないために明確な線引きができず、若手の芸人などにとってはやりたいことができない状態になっていると、テレビの自主規制問題を分析していた。また、自らについても「ここ10年くらいめちゃめちゃ言葉選んでる。それが癖になっちゃってて」と話し、バラエティの世界がいかに窮屈になっているのかを指摘する。

 そして、自由な発言の場であるはずのTwitterでの投稿にもテレビ業界は敏感だという。かつて田村が竹島問題について「国際司法裁判所で争うのが1番いいんじゃないの」と発信した結果、「韓国の人から大きな非難を浴びて、そんなことを言うヤツにMCをやらせられないってことになって、決まっていたレギュラー番組がなくなっちゃった」と告白。韓国系のスポンサーがついていたことで、番組から外されたと語っていた。

 「どうぞどうぞ。そんなのこっちからお断り」と強気の態度を見せていた田村だが、もちろんそれはゴールデン番組を長年持ち続ける売れっ子だからこそだろう。「仕事がなくなることを恐怖だと思っている人は発言を控える」と田村も言っていたが、もしその番組が唯一のレギュラー番組というタレントであれば、今後一切韓国スポンサーの機嫌を損ねるような発言はしないと誓ってしまうことも考えられる。

 そして田村は、日本の芸人は政治的な発言をするのが難しいと言い、「原発問題などにも切り込んでいきたい」としながらも、「もともと一番やりたいお笑いの場所を奪われるってことが人質みたいになって」いる現状では何もできないと嘆いていた。

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