相次ぐ「脱法ハーブ」の悲劇…芸能界や格闘界でも蔓延中


 脱法ハーブ汚染は芸能界でも進んでいる。

 昨年、AKB48グループ総支配人(当時)だった戸賀崎智信氏が「週刊文春」(文藝春秋)に脱法ハーブ吸引疑惑を報じられたことは記憶に新しい。脱法ハーブらしきものを屋外で堂々と吸っている決定的写真も掲載され、戸賀崎氏は同誌の取材に「仮にやっていたとしても“合法ハーブ”。問題あるんですか?」と開き直ったとも伝えられた。この騒動の影響で今年2月に戸賀崎氏は、事実上の“苦情係”である「AKB48グループ・カスタマーセンター」のセンター長に異動。これは誰の目にも「左遷」であることは明らかだった。

 また、一昨年には人気ロックバンド「andymori(アンディモリ)」のボーカル・小山田壮平(30)が脱法ハーブを吸引してホテルのロビーで大暴れし、警察が出動する騒ぎを起こしている。昨年には、違法薬物関連で6度も逮捕されている元俳優の清水健太郎(61)が、脱法ハーブ吸引後に意識障害を起こして病院に担ぎ込まれたこともあった。「脱法ドラッグ」というくくりでいえば、俳優の伊藤英明(38)が当時合法だったマジックマッシュルームを摂取後に錯乱し、警察沙汰になったこともある。

「クスリに甘いといわれる芸能界でも、最近はドラッグ犯罪に対する風当たりが厳しくなった。また、若い世代はクスリに興味があっても覚せい剤やコカイン、ヘロインなどのハードドラッグを嫌がる傾向がある。その結果、仮に所持・使用がバレても逮捕されない脱法ドラッグが、芸能人のクスリ遊びで重宝されるようになった。特に、性感を高める作用のある“セックスドラッグ”の人気が高いようです。入手ルートは様々ですが、芸能人本人が買うのではなく愛人やセフレの女性が用意するケースが最も多い。芸能人のドラッグ事件は珍しくありませんが、警察の捜査対象にならず表に出にくい脱法ドラッグの方が汚染度は深刻です」(芸能関係者)

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