【ネットナンパ】レロレロほじほじ…マン汁ブシャーーーーーーーーーーーー!


 道行く不細工ちゃんやおデブちゃんの容姿を脳裏に焼き付けながら待つこと5分。ほぼ約束の時間通りにモエちゃんが現れた。
 
 
 
 
 す、すこぶる微妙……
 
 
 
 
 彼女の顔は、元グラビアアイドルの山田まりやのデビュー当時を彷彿とさせる感じだ。いや、よく見ると山田まりやの目を更にキツいキツネ目にした感じである。

 だが、そんなこと位で眉間に皺を寄せるトコショーではない。

 この世の中には不細工な女しか存在しないのでは? そう思い込んでしまうほどロクな女がやって来なかったテレクラ全盛期。筆者のストライクゾーンの広さは、そんなテレクラ時代に養われたものだ。

 あのころは「テレ上(てれじょー)」「テレ中(てれちゅー)」なる言葉まであった。一般的に見れば可もなく不可もない普通のレベルの女性のことを「テレ上」と呼び、いわゆる上玉扱いをしたものだ。そして、一緒に並んで街を歩きたくないような不細工ちゃんであっても、テレクラ遊びならギリギリ抱けるということで「テレ中」と呼んであげていたりもしたのである。

 ま、無条件に殺意を抱いてしまう「テレ下(てれげ、てれした)」なる化け物にも何度か遭遇したこともあるが、そんな化け物相手でもチンコがギンギンになってしまっていたのは筆者がまだまだ若かったせいだろう。

 そんなワケで、モエちゃんの顔を見た次の瞬間には筆者の脳内データベースを駆使して過去の化け物ちゃんたちを思い出していた。

 すると途端にモエちゃんが可愛く見えてしまう。自分で言うのもなんだが、我ながら便利な思考回路だ。

 
「こんばんは、モエちゃんだよね?」 
 
「あ、ハイ。ショーイチさん、ですよね?」 
 
「うん。ショーイチです。今日はよろしくね」 
 
「こちらこそ!」

 
 顔をクシャクシャにした笑顔を向けてくれるモエちゃん。
 
 
 
 
 ポっ!
 
 
 
 
 非モテの筆者は、女性に笑顔を向けられるだけで簡単に惚れてしまうのであった。我ながら、馬鹿である。

 
「俺、こんな感じだけど、大丈夫かな?」、ちょっとオドオドした気弱な青年(?)を装って尋ねてみる。

「もっちろんですよ。あ! ショーイチさんのほうこそ、私みたいので平気ですかぁ?」 
 
「あ、当たり前だよ。想像より256倍も可愛いから、さっきからずっと緊張しっぱなしだよ」

 
 
 
 
 し、しまったぁ!
 
 
 
 
 いまどきの若い娘に「256倍」なんて比喩は通用しないだろう。一昔前には256倍シリーズなる書籍がたくさん出ていたので軽いギャグとして受け止められていたが、平成になってからはや四半世紀も経つ今となっては死語に近いだろう。

 案の定キョトンとするモエちゃん。

 
「と、とにかく、文句なんてあるハズないよ!」 
 
「ふふ、ならいいんですけど」 
 
「じ、じゃあ、さっそくお茶でもしようか?」 
 
「んー、そうですねぇ」 
 
「あ、それともお腹空いてるんだったら、食事でもいいけど」 
 
「いえ、そうじゃなくて……」 
 
「ん?」 
 
「ショーイチさんさえ良ければ、直接ホテルとか、どうですか?」

 
 なんたる幸運! 正直、お茶だの食事だのといった手順を踏むのは面倒以外のなにものでもない。まさか、モエちゃんのほうからそれを言い出してくれるとは!

 
「え? いきなりでいいの?」 
 
「はい。ショーイチさん優しそうだし、面白そうだし」 
 
「ま、まあね」 
 
「それに、女の人の嫌がることとかしそうにないし」 
 
「うん! それは絶対に自信があるよ!!」 
 
「でしょ? すごく安心そうだもの」 
 
「じ、じゃあお言葉に甘えて、ホテルに行っちゃおうか?」 
 
「はい!」

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