投票数は増加も…AKB48「選抜総選挙」の盛り上がりがイマイチな理由


 6月にAKBを卒業する大島優子が今回は参加せず、篠田麻里子や板野友美ら有力メンバーが去ったことで話題性が明らかに落ちたことも盛り上がらなさに拍車を掛けている。また、これまでと比較すると、今一つテーマが見いだせないことも世間の関心を呼べない原因だ。

「今回はアイドルとして『邪道』といえる指原と『正統派』の渡辺の一騎打ちというテーマは一応ありますが、指原は悪役に徹しきれず、話題になるようなバトルにまで発展していない。一方の渡辺は文句なしの美少女であるものの、今のところ世間の関心を集めるような魅力に乏しい。また、世間の認知度の高かったメンバーが続々と卒業し、一般層にしてみれば『誰が誰か分からない』といった問題も噴出している。これは人気メンバーの卒業と新メンバー加入で新陳代謝を促そうとして失敗した、かつてのモーニング娘。と同じ低迷パターンです」(前同)

 6月7日の開票イベントはフジテレビが5時間超の長時間生中継をする。昨年の開票特番は平均視聴率は20.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、瞬間最高視聴率32.7%(同)とドル箱になった。人気が下り坂といわれながらもアイドル界のトップをキープしていたAKBだが、もしこの数字が大きく下がるようなことがあれば、世間的には「オワコン」になってしまいそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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