“陰の売れっ子”博多大吉、「漫才は終わらない宿題」などの名言を連発!


 さらに、後輩芸人との飲み会では、「売れるまでは後悔してたけど、全部がいい思い出に一気に変わるやん。オセロみたいな感じで」と売れっ子となった心境を語る大吉。芸人について「人よりも勝る芸があるから芸人」と説明し、「漫才師はプロボクサーみたいなもんだから、勝敗がつくから」「毎日殴りあってるみたいなもんだから、他のコンビと」と語り、ネット上では「名言連発」「まさに深イイ」という声が上がっている。

「番組で本人が『バカにしてませんか?』と言っていたように、無理やり“情熱大陸っぽく”見せているような感はありましたが、中堅芸人としていいポジションを築いていることは確かです。博多華丸・大吉といえば、地元の福岡で人気者の地位を築いた後、東京に進出して思うような活躍ができなかった不遇の時もあります。しかし、華丸が『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』で児玉清のものまねを披露したり、2006年にはピン芸日本一を決める『R-1ぐらんぷり』で優勝したことがブレイクにつながりました。アクの強い華丸の陰に隠れがちな大吉ではありますが、ゆるいながらも鋭いツッコミや腰の低い姿勢からの毒舌などは同じ芸人からも評価されています。一昨年には『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で『博多華丸・大吉芸人』という特集が放送されたこともありますからね」(芸能ライター)

 華丸が『R-1ぐらんぷり』で優勝した際には、大吉がそのアシストをしていたことから、優勝賞金500万円を山分けするなど、コンビ仲の良さでも知られている。華丸の暑苦しいものまねネタと、大吉が繰り出す自虐トークのバランスが絶妙だからこそ、業界内外から支持を受けているのだろう。浮き沈みの激しいお笑い界でも、息が長く活躍していくのは、意外とこういうタイプなのかもしれない。
(文=津本ひろとし)

men's Pick Up