デビュー作で処女喪失した“美人女優似”…ということ以上に、その個性的エロさで大注目の女優とは


 しかもその姿は、ただウブとだけ言わせるような半端なものでもない。言葉では上手く表せないような独特の、ある意味匂いさえ感じさせるような色気を、自分自身ではあまり意識せず振りまき、男を虜にするような女を俗に「魔性の女」と呼ぶけれど、そんな魔性という表現さえも物足りないような、名付けるなら魔物…いや、ものの怪…そう、えりなは“もののけ姫”と呼ばせるような特異なキャラを見せ付けてくれたのだ。

 なによりまず魅せられたのが、1発目のカラミで見た姿だった。スタジオに到着しソファーに腰掛け、用意されたおやつを物色中に突如現れた男優に即ハメされてしまったえりなは、もちろん当然驚きの表情を見せながら「ナニ…えっ、聞いてない…」と困惑しつつも彼女は、男優に「おはよう」と言われれば馬鹿丁寧に「おはようございます」とちょこんと頭まで下げて挨拶する。

 続いてのカラミでもえりなは、オナサポの撮影と言われフェラしながら突如背後から現れた男優にバックでハメられ「え~」を連呼しながら驚きの表情を浮かべる。しかし彼女最大の魔力はこの後放出される。それは騎乗位で男優が自らの腰を激しく上下に浮かせるロデオ騎乗位とも呼べる様を見せ付けた時だった。えりなはAV女優がカラミの時にこんな顔をするか! と驚かせるような大きな目をさらに見開いた西川きよし師匠さえも驚くような顔を見せた。と思えば、その後には切なげな顔と声で恥じらいつつ喘ぎ「壊れないけど…壊れそう」と囁く姿を見せた。

 長澤えりなは処女デビューや芸能人そっくり女優といったありふれた言葉ではなく、その個性的エロさで記憶に残る女優になることは間違いない。
(文=浅見光弘)

浅見光弘
果物系と呼ばれた古式ゆかしき某AV情報誌編集者として業界に携わり、浮き沈みしつつ水遁の術でライターとして何とか生息。

men's Pick Up