男がペニスサイズを測る時

【1】測り方がわからない
 表側を測るのか裏側を測るのか、座って測るのか立って測るのか、下っ腹が出ているのだがどうしたら良いのか……あれこれ考えているうちに計測の機会を逃す男性も。

【2】現実から目を背けたい
 女性の場合も、あまりにも太ってしまうと体重計に乗るのが怖くなることがある。その心理と似ているのかもしれない。あえて曖昧にしておいたほうが幸せなのだ。

【3】測る理由がわからない
「健康診断の項目にあるわけでもなし、なぜ測るのか意味がわからない」と首を傾げる男性も。確かに、チン長計測は、人生における必須事項ではないと言ってしまえばそれまでなのだが……。

【4】測ろうと思って勃起させたが……
 計測しようと決意し手コキで勃起状態にさせたものの、手コキの気持ち良さが勝ってしまい、計測などどうでもよくなると証言する男性も存在する。賢者タイムには猛烈に反省するとのことだった。

【結論】
 大きいペニスが良いとは限らない。しかし、己のペニスに定規をあてがうことで、純朴だった少年時代を思い出すのもよし、自分自身と向き合うべく計測童貞を捨てるのも一興である。
(文=菊池美佳子)

菊池美佳子(きくち・みかこ)
1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21~29歳の間、キャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。引退後、文筆業に転身。
■著書:『2010年代 ニッポンの風俗』『つけちゃうぞ! 大人の保健体育』
『テレフォンセックス裏物語』『Sの妹Mの彼女』

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