あなたは「エロ本」をレジに持っていけますか?


■店員の性別による
 次いで多かったのが、「レジの店員が女性だと恥ずかしいので買わない」という声。これまた、女性の生理用品と同じ感覚である。ドラッグストアの店員が女性だと堂々と購入できる人でも、男性店員だと躊躇することも。

 少数派だが、「レジの店員が女性だと興奮する」というポジティブシンキングな男性も。

■単品で買うのは恥ずかしい
 情報誌や単行本など、ほかの書籍と一緒なら堂々と買えると語る男性も。エロ本購入のために買いたくもない本を買うこともしょっちゅうなのだとか。

■コンドームをレジに出す「誇らしさ」
 エロ本購入に対してはデリケートな男性たちも、「コンドーム購入」となると話は別のようだ。「セックスをする相手がいる」という意味合いで、レジに出す際むしろ「誇らしさ」を感じるという男性が意外と多かった。

 エロ本産業に携わる身としては、コンドームと同じようにエロ本も男らしく堂々とレジに出して頂きたいものである。いや、「レジに持って行くのが恥ずかしい」という感覚もまた、エロ本購入の醍醐味なのかもしれない。
(文=菊池美佳子)

菊池美佳子(きくち・みかこ)
1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21~29歳の間、キャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。引退後、文筆業に転身。
■著書:『2010年代 ニッポンの風俗』『つけちゃうぞ! 大人の保健体育』
『テレフォンセックス裏物語』『Sの妹Mの彼女』

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