署名活動に発展するなど注目を集めた『AKBグループ大組閣』 運営の本当の狙いは…


 ファンのみならず、メンバーをも困惑させた今回のAKB48グループの組閣。この現状について、ある芸能関係者はこう分析する。

「AKB48グループのプロデューサーである秋元さんは、23日に『読売新聞』日曜版“秋元康の1分後の昔話”で、『スタッフから人事異動案が出て来たら、どんな案であれ、僕はそのまま承認しようと思う。「適材適所」なんてやってみなければわからないのだから』と、組閣後に起こるであろう批判から逃れるかのような発言をしています。もちろんこれは、自身の発言がファンらに与える影響も十二分に理解した上で、“話題”を提供しただけ。『秋元さんが思わずこういう発言をしてしまうくらい“大”組閣が起こる!』という煽りですね。しかし、移籍を拒否して残留するメンバーがいたり、白石の『理解できない』といった発言のように、“メンバー内に運営に対する不信感が生まれている”とファンから見えてしまうことは、あまり良い状態とは言えなかったかもしれません。仮に『移籍に関して拒否権はある』『否定的な発言もかまわない』といった通知があり、メンバーにも選択権や発言権があったとしても…。

 “方向性がブレている”と批判されている『公式ライバル乃木坂46とのメンバー交換』ですが、大島優子というAKBグループ全体の“大看板”の卒業を前に、こういった“燃料”とも言える大きな話題を提供してくることは、グループ全体の今後を考えれば必要なことだとも思えます。それぞれのファンが推しメンのことと共にグループ全体について考える機会にもなりますし、よくも悪くも巨大な規模に膨れ上がってしまった“ファンたちをシャッフル”するといった見方もできます。実際にネット上には『総選挙で生駒ちゃんに恥をかかせるわけにはいかない』といった言葉もあり、総選挙に今勢いのある乃木坂のファンたちが本気で参戦となれば、昨年以上に盛り上がるでしょう。しかし、ファンたちの心情をもう少し逆なでしないカタチでのサプライズであったほうが、“祭り”の言葉に相応しいと思いますね」

 署名活動に発展するなど大きな注目を集めた今回の組閣。運営の戦略は吉と出るのだろうか、それとも…。
(文=サ乙)

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