中居を利用!? 南キャン山里の腹黒すぎる処世術

0109yamasato_main.jpg※イメージ画像:『山里亮太の「たりない」英語』ロングセラーズ

 8日深夜に放送された『ナカイの窓』(日本テレビ系)で、毎回同番組にメイン司会の中居正広(41)のアシスタントとして登場する芸人たちが集結し、「ゲストMCスペシャル」が行われた。出演したのは、陣内智則(39)、南海キャンディーズ・山里亮太(36)、オードリー・若林正恭(35)、平成ノブシコブシ・吉村崇(33)、パンサー・向井慧(28)の5名。それぞれの持ち味について語り合いながら、自分アピールに余念がないトークを展開した。

 そんな番組の中で山里は、中居から「山里がいると楽」と言われるなど高評価をゲット。トーク中に行われた「1番仕切りがうまいのは?」という質問でも、陣内、若林、吉村から「山里」と名前を挙げられるなど、その手腕を買われた。

 しかし、そんな山里について若林は、「勉強熱心」で、「O.A.のチェック」を欠かさず、放送の際に頻出する「テロップの数を数えている」と指摘。番組終わりでの自己反省も厳しいようで、毎回のように「ああすればよかった」などと語っているという。さらに若林は、数年前から山里が「政治や経済の勉強をしている」と暴露し、一皮剥けようとしていると話す。そうした努力が山里のMC力に結びついているというわけだ。

 だが、番組恒例の心理分析によると、そんな山里は“教唆犯タイプ”であるという。つまり、ゲストMCを中居との共犯関係とみなす場合、山里は一緒に事をなす“正犯”でもなく、また共犯者を助ける“幇助犯”でもなく、相手を利用する教唆犯であるというのだ。番組に出演する心理学者によると山里は「確実に教唆犯」と分析された。

 教唆犯の特徴は研究や分析に熱心ということで、まさに山里はそれに該当するというのだ。心理学者によると、「山里さんの中には夢がいっぱいあり、中居さんを使いながら自分の夢を実現したいと考えている」のだという。つまり、山里は中居を利用して自身の評価を上げようとしているというのだ。

 もちろん、この分析を山里は否定していたが、番組直後に放送された『JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)の中で、こんな話をしていた。先日、ある番組の収録終わりで、山里は共演者の武井壮(40)と狩野英孝(31)と食事に行く約束をしたが、待ち合わせ場所には行かず、そのまま帰ってしまったというのだ。「なんか帰りたかった」と山里は言っていたが、約束をしながら、何の断りもせずに帰ってしまうとはいかにも自分勝手である。そうした態度からも、彼が独りよがりな性格の持ち主であることは納得できる。

 しかし、無意識とはいえ自分の夢を叶えるために中居を利用しているという山里の姿勢は立派。先輩芸人や大物タレントに気を使う芸人が多い中、強気の態度は何かを変えてくれそうな気がする。また、一見お人よしでイジられキャラの印象がある山里が、そうした野望を抱いているということは視聴者にとっても新鮮に映るだろう。人として約束は守ったほうがいいが、相手を利用しようとしてまでのし上がろうという心意気は、芸能界で飛躍するには必要な要素かもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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