【前篇はコチラから】
ベッドルームに戻ると、まずは二人仲良く水分補給だ。思いのほか混浴プレイで時間を取ってしまった。だって楽しくて仕方がなかったんだもの、しょうがあるまいて。しかし、時間は無限ではない。ここで大人の優しさを見せるトコショー。
「ね、トモちゃん。終電は何時くらいなのかな?」
「うーん、あと2時間くらいは大丈夫ですよ」
「え? そんなに長い間いっしょに居てくれるの?」
「はい、ショーイチさんさえよければ……」
「もっちろんだよ。でも調子にのって終電ギリギリにならないよう気をつけるね」
「フフ、優しいんですね、ショーイチさん」
似非の優しさアピールをするトコショー。それもこれもトモちゃんに嫌われたくないからというビビリの気持ちからである。
すでに愚息はギンギンのギンギンで即座に二回戦に移りたいところである。だが、その二回戦目を濃厚に楽しむためにはもっとトモちゃんのことを知っておくべきだろう。そこで、しばし会話を楽しむことにした。
「ところでトモちゃんっていつ19歳になったの?」
「誕生日が8月なんですよ」
「うわ! それじゃあ誕生日会と夏休みがかぶっちゃってたんだ!」
「そうなんですよ。学校の友達とか家に呼びたくても呼べないんですよね、みんな予定とか入っちゃってるから」
「そうだよね、なんか損してる気分だよね」
「はい」
「で、いまは学校行ってるんだよね? なんの学校なの?」
「わたし、保母さんになるのが夢なんですよ。だからその資格の勉強を短大でしてるんです」
「あぁ! トモちゃんの保母さん姿、すっげぇ似合いそう!!」
「ホントですか? 嬉しい!」
「ちなみに、どんな勉強してるの?」
「えっと今日は手遊びの歌を覚えたんですよ」
「手遊びっていうと、“グーチョキパーでグーチョキパーで何作ろう何作ろう”ってやつ?」
「はい、そんな感じですね。今日はウルトラマンの手遊びだったんですけど」
「え? それどんなヤツなの? 見たいなぁ」、どうせ恥ずかしがって見せてくれないだろうと思いつつ軽くフってみる筆者。
「じゃやってみますね!」と、ノリノリで演じ始めるトモちゃん。
“1丁目のウルトラマン、2丁目のセブン♪ 3丁目の母~”
それぞれスペシウム光線の発射ポーズやエメリウム光線の発射ポーズをしながら歌い出すトモちゃん。なんのてらいもなく堂々と笑顔で最後まで演じきったのである。
きゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!!
もうね、こんな姿を見せられたらね、誰でも恋に落ちるっちゅうの! “好きです、付き合って下さい!”と言いたくなるのを必死でこらえるトコショー。年の差26歳は、いまのご時世そう珍しくはないだろうが、出会える系サイトで会ったその日に愛の告白なんてちょっと気色わるいだろう。しかも、金持ちでもイケメンでもない只のさえないオッサンでしかすぎない筆者である。今からセックスだというのに、ここで冷められたら今までの苦労が泡となってしまう。
これ以上会話してたら、ますます好きになって本気の告白をしてしまいそうだ。もうこうなったらセックスに没頭するしかあるまい。
「じゃ、そろそろベッドに行こうか?」
「はい」
「照明はこのままがいい? それとも暗くする?」
「このままじゃ恥ずかしいから暗めでお願いします」
「うん、了解。キスマークも付けないようにするし、約束通りゴムで避妊するから安心してネ」
「はい、ショーイチさんにお任せしますネ」
トモちゃんが身体に巻いていたバスタオルをソっと剥ぎとり、ベッドの上で仰向け状態にする。そして“好きだ”という想いをこめて、唇をあわせる。
ズヌムプチュヌ
二人の唇が触れた瞬間、トモちゃんのほうから舌を差し出して筆者の口内を犯しにかかったのである。甘くて柔らかくて温かい舌の感触に面食らう筆者。こ、こんなキスされたら、ますます惚れてまうやろ!
だが、ここでヒいては男が廃る。筆者も果敢に舌を差し出して応じることにした。
ズずヌぬムむプぷチちュゅヌぬ
唾液を交換し合いながら、舌先で相手の口内を犯し合う二人。防音のしっかり効いた室内で、ただただ二人の唾液の音だけがこだまする。
そんなキスを10分以上は続けていただろうか。そろそろパイオツを吸いたくなってきた筆者は、キスを中断して体勢を変えようとした。
しかし!
トモちゃんが両手で筆者の顔をワシ掴みにしてキスの中断を許してくれなかったのだ。嗚呼、もうダメだ。こんなコトされたら、挿入前に発射しちまいそうだ。こうなったら、悲しい事を思い出して気を静めるしかないだろう。
キスをしながら目を瞑り、学生のころ独り暮らしのアパートで飼っていた愛犬のことを思い出すことにした。生まれたばかりの状態で捨てられていたのがその犬との出会いだった。ペットの飼育厳禁だったアパートだったが大家に内緒で飼い始めたのである。
なぜそんなことをしたかというと、その犬が可哀そうだと思ったのも事実だが、そんな状況だった仔犬を飼うことによって「犬、見にくる?」と女性を連れ込むためのアイテムとしても使えると思ったからだ。
そして結局その犬は17年近く生き、無事に天寿を全うしたのであった。飼い始めた動機はたしかに不純だったが、17年も一緒に暮らしていた犬が死んだときは本当に悲しかったのである。
そんな愛犬のことを思い出すと、高揚していた気分がクールダウンしてきた。よし、おかげで挿入前の暴発という最悪の事態は避けられそうだ。
頃合いを見計らいトモちゃんの拘束から逃れ、オッパイ愛撫を開始する筆者。Gカップほどの美巨乳のトモちゃん。19歳の若さのせいだろうか、弾力に富んでいて仰向け状態にも関わらず型崩れがほとんどない。
掌で乳首を転がしたり、指で弾いたり、甘く噛んだり、強く吸ったり、息を吹きかけたりと思いつくままありとあらゆる愛撫を繰り出す筆者であった。
すると、「ね、ショーイチさん。もう入れて欲しいな」とトモちゃんのほうからおねだりしてきたのである。
「だめ、もうちょっと我慢して。トモちゃんのおマンコにたくさんキスさせて、ね」
そう告げて、クンニを開始する。