強制中出しを促す「だいしゅきホールド」にご用心!

1106daisukihold_fla.jpg※イメージ画像 photo by misteramormio from flickr

 「大好き」と言われるのは嬉しいものである。女性に抱きつかれるのもまた嬉しいものである。しかし、「好き」と「抱きつき」が一緒くたになると話は変わってくるようだ。

 「だいしゅきホールド」という言葉をご存知だろうか? ほとんどの人が首を傾げるだろう。しかし、内容を聞くと「ああ、なるほど!」と納得するはずだ。

 「だいしゅきホールド」とは、生セックスにおいて女性が男性の胴体を両脚で挟み、強引に膣内射精を促す行為のこと。その姿はさながらカニ! これからカニが美味しい季節に突入するが、だいしゅきホールドを仕掛けてくるカニ女子にはじゅうぶん気を付けたいものだ。

 男性陣に「カニ女子にご用心を!」と警告しても、「だいしゅきホールドをされるのはむしろ嬉しい!」「死ぬ前に一度でいいからだいしゅきホールドされてみたい!」と、だいしゅきホールド歓迎という人も多い。確かに、セックスチャンスはあっても膣内射精のチャンスは滅多にない。そう考えると、一般男性がだいしゅきホールドを歓迎する気持ちもわかる。

 しかし、「膣内射精できて気持ち良かった」で終わらない場合もあることをお忘れなく。結婚をなかなか決断しない彼氏にだいしゅきホールドを仕掛け、妊娠の既成事実を作ろうとする女性も存在するのだ。そう考えると、だいしゅきホールド歓迎などと悠長なことは言っていられないはずだ。

 一般女性に、だいしゅきホールド経験の有無を訊ねたところ、約5割が「経験アリ」と答えた(筆者調べ)。半数が経験アリとは、カニ女子は想像以上に多く生息しているようだ。貴方も、いつだいしゅきホールドを仕掛けられるかわからない。

 カニ女子対策をするには、カニ女子の生態系を知る必要がある。女性たちは、どのような意図でだいしゅきホールドを仕掛けてくるのだろうか? 

■だいしゅきホールドに歴史あり
 だいしゅきホールド経験アリと答えた女性の多くは既婚者であった。現在進行形で婚活・妊活しているわけではなく、遠い昔にだいしゅきホールドを仕掛け(当時は「だいしゅきホールド」という言葉はなかったと懐かしげに語る女性も)、いま現在はその時の相手と結婚し、子育てに励んでいるとのこと。だいしゅきホールドは、どうやら歴史あるワザのようだ。

■夜セックスよりも朝セックス
 次に、だいしゅきホールドを仕掛けるタイミングに関して。なるほど、と感心させられたのが「夜よりも朝!」という女性。朝は寝起きのため、意識がはっきりしない状態でセックスに突入するケースがほとんど。だいしゅきホールドを仕掛けやすいというわけだ。朝セックスの際はくれぐれもご注意を。

■きっかけはピル服用
 カニ女子たちが皆、結婚願望アリとは限らない。ピルの服用がきっかけでだいしゅきホールドに目覚めた女性も存在する。要するに、既成事実で結婚云々ではなく、単に膣内射精の快感目的とのこと。

 男性陣からも、「だいしゅきホールドを仕掛けられ膣内射精に導かれた直後に、女性側からピル服用者であることを告げられほっと胸を撫で下ろした経験がある」という証言も挙がっている。心臓に悪いので、ピル服用は事前に告知していただきたいものだ。

■ゴムセックスでのだいしゅきホールド
 上記とは真逆のタイプ。コンドームを装着している状態だからこそ、あえてだいしゅきホールドを仕掛ける女性も。「ナマ挿入・膣内射精の妄想とだいしゅきホールドのセットは確実にオーガズムを得られる」とは、肉体的興奮よりも精神的興奮を重視する女性ならではの思考である。

■フィニッシュが近付いたら後背位に持ち込むべし
 最後に、だいしゅきホールドのかわし方について。手っ取り早いのは、何と言っても後背位に持ち込むことだろう。後背位に対して、「顔が見えない体位は愛を感じられない」と御託を並べる女性もいるが、ヒップの美しさを讃えたり、後背位でのフィット感を絶賛するなどして機嫌をとり、なんとかだいしゅきホールドの魔の手から逃れていただきたいものだ。
(文=菊池美佳子)

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