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“パクり、パクられ”はお互い様!? テレビ業界にはびこる「模倣」


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※イメージ画像:『テレビ番組の40年』日本放送出版協会

 「ドラマ『安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~』(TBS系)は、映画『ターミネーター』のパクリだ」などと言われているが、テレビの世界では「パクリなど日常茶飯事」との声もある。今回、その辺りの事情をテレビ業界に詳しいライターに聞いてみた。

「テレビ番組の中には、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の人気コーナー『格付けしあう女たち』のように、“フォーマット販売”といって海外に番組のフォーマットを売るビジネスにしているものもあります。でも、そういうケースはごくまれで、著作権のない人気コーナーや番組は、人知れずパクられていく運命にあるんです」

 結局、アレンジしたもの勝ちということか。しかしそういう場合、やはり本家のほうが面白かったりするのでは?

「そうとも限りません。認知度の低い番組のコーナーを、人気番組に組み込むなんてこともあります」

 非情な世界である。では具体的にどんなものが「パクり・パクられ」てきたのだろうか?

「『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のテレフォンショッキングです。実はあれ、前身の番組『笑ってる場合ですよ!』の裏のTBSで放送されていた『悪友親友』というトーク番組をマネたと、一部では有名な話です」

 来年3月で有終の美を飾る『笑っていいとも!』に何やらきな臭い話が持ち上がってきた。調べれば、『悪友親友』とは月~金の帯番組で、芸能人が芸能人の友達を連れてきて一緒に話すというもの、だったらしい。ほかにはどんなものが?

「日本テレビ『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』の人気コーナー『ダーツの旅』も、実は朝日放送の『探偵!ナイトスクープ』から生まれたもの。視聴者からの“新しい旅番組を作ってほしい”という依頼をもとに、当時レポーターだった越前屋俵太が、用意した地図にダーツを投げ、ダーツの刺さった地域を訪れるという企画を放送したんです。そのとき越前屋が『業界関係者の方、どんどんマネしてください』とコメントしたため、これが『ダーツの旅』の原型になったといわれています」

 のちに、この放送回が『ナイトスクープ』で再放送されたときには、出演者の間で「うちの企画が他局の番組に採用された」という内容の話が交わされていたという。

 さらに、『はなまるマーケット』(TBS系)の人気コーナー『はなまるカフェ』で、司会の薬丸裕英が「次のお写真はこちら!」と言って勢い良く写真をめくる『はなまるアルバム』も、実は別番組からのパクリと言われている。

「あのコーナーも、全く関係のないCSの番組の1コーナーだったらしいです。その番組が終了するやいなや、『はなまる』が始めて、今では“代名詞”のようになってしまいました。きっと『はなまる』のスタッフが見ていたんでしょう」

 ちなみに10月7日の放送から、ヤックンが気合を入れてめくっていた写真がデジタル仕様となり、画面を指でスクロールするようになっている。

 それにしても、これほどの「模倣犯」がいても、業界全体では話題にならないのだろうか。

「結局、テレビという狭い村なので“お互い様”という意識が強い。パクられたほうも、きっと何かをパクって番組を作っているはず」

 今アナタが見ているテレビも、何かのパクリなのかもしれない。
(文=今井良介)


『パクリ学入門―ウェブ時代の創造力を鍛える36冊のブックガイド』


どこからがパクリかという話でもあるかも

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