競泳用水着とオーバーニーソックス…究極のフェチアイテムが一つになった写真集『水中ニーソ』


 一点気になるのは「絶対領域」について。絶対領域とは、スカートとニーソの間から微妙に覘く、太ももが露出した部分のこと。この部分を、「何人にも侵されざる聖なる領域」として愛好する男性は多い。絶対領域フェチと呼ばれる人々だ。競泳用水着とニーソの組み合わせだと、「太ももが微妙に覘く」といったニュアンスにはならないので、絶対領域フェチにとってはヲタク心を満たしてくれるものではないのかもしれない。

古賀氏「この写真集は、絶対領域フェチを対象にしているわけではないのですが、競泳用水着とニーソの間部分にも、何らかの呼び名ができたら面白いかもしれませんね」

──作品の中で、ニーソはどういう意味を持っているのでしょうか? 

古賀氏「競泳用水着もダイビング器材も、機能性に特化したものです。それらが、ニーソと組み合わせることで、可愛いものに見えるから不思議だなぁと」

 ダイビング器材といえば、女の子たちがレギュレーター(呼吸器具)を咥えている姿には、ついエロティックな妄想を掻き立てられてしまうという筆者の不躾な質問に対しては、

古賀氏「どのような解釈をされてもOKです。エロと解釈する人もいれば、アートと解釈する人もいるでしょう。サブカルチャーと解釈する人もいるかもしれませんね」

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──水中モーターの形状も、つい男性器を連想してしまうのですが…

古賀氏「でっかい玩具を抱えているようなイメージで撮ったんですよ。おもちゃっぽさを出すためには、プラスチックの質感が必須でした」

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 確かに、写真集内で使われている水中モーターは、全てポップなイメージだ。競泳用水着も、質感を重視すべく黒系は避けた。

古賀氏「スクール水着での撮影も考えたんですが、紺色って黒と同様に平面的になっちゃうんですよね。なので、明るい色の競泳用水着にこだわりました」

──スクール水着はフェチ性が強いアイテムですからね。今後、スクール水着版が見たいという要望が来るかもしれませんね。

古賀氏「要望といえば、水の中ではなくプールサイドが良かったという声はありましたよ。水の中の女の子に対してだと妄想を広げにくいのかもしれませんね」

 オカズ的な目的で考えると、プールサイドのほうが適しているだろう。水の中=手を出せないというイメージが強くなってしまう。しかし、古賀氏がこだわりたいのは、あくまでも「水の中の女の子」だ。

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古賀氏「全ての人にあてはまるわけではないですが、水の中ってアンチエイジング効果がすごいんですよ。浮力で持ち上げ、圧力で引き締まる! だからこそ、女の子が可愛く見えるのでしょうね」

──アンチエイジングの観点からだと、「水中熟女」のような企画も面白いのでは? 

古賀氏「(笑)。今後の活動としては、沖縄の海で撮ったり、あとは水中セーラー服を考えています。セーラー服は元々水兵が着ていたものなので、水中撮影との相性も良いはずなんです」

──直近のご活動では、水中ニーソの写真展も開催されるんですよね。

古賀氏「大きいサイズで写真を見てもらいたいと思いまして。映像や音の効果も使って、写真集とは違った見せ方ができればと考えています」

 写真展「水中ニーソ」は、8/30(金)~9/11(水)、原宿のPATER’S Shop and Galleryにて。競泳用水着ファンにとってもニーソファンにとっても見逃せない。
(取材・文=菊池美佳子)

■ギャラリー情報
〒150-0001
渋谷区神宮前2-31-18
開館時間:12:00~19:00
入場料:無料
※9/5(木)休廊

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