薄暗い照明の中、ベッドで仰向けになっているあいりチャンが胸に巻いていたタオルをソっとはぎ取る。
ウラウラ、ぺったンこぉぉぉぉぉぉぉぉ!
筆者の心の叫びである。ジャングル黒べえよろしく大声で叫び出したくなるのを、なんとかこらえる。
93センチのバストが自慢と言ってたのに、あいりチャンのオッパイはどう見てもBカップからCカップほどだ。最初は仰向けのせいで乳の脂肪が脇に流れているだけだと思ったが、どんなに寄せ集めてもCカップあるか無いか程度。93センチという数値は背中の肉と脇の肉による賜物だろう。
ぽっちゃり体型の貧乳。まさに詐欺である。その体型から、さぞかし巨乳なんだろうなと期待していた分だけ落差が激しい。
ま、それでも相手の股の間にチンポが生えているような惨事に比べたら笑って許せるレベルである。瞬時に気を取り直した筆者は、何事も無かったかのように愛撫を開始した。
ディープキスの後、オッパイを責める。乳首を吸ったり甘噛みしたり、指で弾いてみたり、乳房全体に圧を加えながら揺らしてみたり、と奮闘する筆者。
たっぷりと時間をかけて胸への愛撫を行い、頃合いを見計らってあいりチャンの股間に指を滑らせた。
カッサ、カサである。
まさに東京砂漠である。
干からびた亀の子タワシとでも表現すればいいのだろうか? 剛毛でワッサワッサなデルタゾーンは乾燥しきっていたのだ。
確かに、筆者が懸命になって愛撫していてもあいりチャンの反応はイマイチ薄かった。だが、不感症というほどでもなく、それなりに感じてくれていたようだったのでこの乾燥具合は意外だった。
なにくそ、負けてたまるか!
めげずに愛撫を続行。ヴァギナ全体を手のひらで包み、ゆっくりと上下左右に動かす。ソフトタッチで数ミリずつ動かすという微振動愛撫から始め、徐々に動きに力を込めていく。だが、一向に湿り気を帯びそうもない。
お次はクリ攻めだ。筆者の唾液で己の人差指と中指を湿らせ、クリちゃんを攻め始める。こちらもソフトタッチから始めてゆっくりと過熱していく愛撫だ。陰核包皮の上からクリトリスを刺激し、その後剥き剥きして直接クリちゃんをこね回す。
だが、カッサカッサのままである。ええい、こうなったら筆者の唾を直接なすりつけて強制的に受け入れ準備を整えさせるしかあるまい! そう判断して、クンニをするべく体勢を変えようとしたその時、あいりチャンが語りかけてきた。
「ごめんなさい、私、濡れにくいのでローション使ってもいいですか?」
「あ、ああ、そ、そうなんだ。ローション持ってきてるんだ?」
「はい」
「じゃあ、任せるよ」
ベッド脇に置いてあった彼女の鞄からガサゴソとローションを取り出すあいりチャン。マンコにローションを塗りたくる所をガン見したかったが、大人のマナーとして彼女に背を向けるトコショーであった。
「はい、これでいいですよ」
「じゃあ、ローションが落ちないうちにもう入れちゃおうか?」
「(コクン)」
サクサクっとゴムを装着し、正常位の体勢で合体開始。ローションのおかげですんなり奥まで挿入できたが、かなりの締り具合だ。これが天然の愛液のみだったら、さぞかし挿入に苦労したことだろう。
奥まで挿入した状態で、しばしあいりチャンの締り具合を堪能。その後ゆっくりとピストンを開始した。
あ、これヤバいマンコだ!
2こすりした時点で分かった。キッツキツのザラザラのニュルニュルなのだ。これは我慢なんてできそうにない。
「ね、あいりチャン。ごめん! 2回戦目は頑張るからもう発射させてね」
「え? え?」
「い、イクよ!」
「え? え?」
ふぅ。
戸惑ってるあいりチャンを尻目にピストンを加速して大発射。
その後、お互いにシャワーを軽く浴びて2回戦へ突入。たっぷり時間をかけシックスナインで愛撫しあう二人。あいりチャンのマンコはさきほどのローションが残っているせいか、表面は乾いていたが奥はしっとりと濡れていた。
懸命に彼女のマンコを舐めまわす筆者だったが、あいりチャンのフェラチオのせいで根をあげてしまった。このままでは彼女のフェラチオで発射してしまう!! そう判断した筆者は、体を入れ替え挿入を提案した。
「ね、もう入れたいよ」
「じゃ、またローションで濡らしますね」
「うん。お願い」
こうして再びの合体。騎乗位、座位と楽しんだ後、正常位に戻る。乙葉似の可愛い顔を凝視しながらのピストンだ。少し激しめに突くと、彼女の眉間に縦ジワが生じる。そんな様をじっくりと視姦しながら腰を振るトコショー。
緩急をつけたピストンのおかげだろうか。あいりチャンのクチから漏れる吐息が、段々アエギ声に変化していったのである。
「ショ、ショーイチさん、そ、それもっと続けて」
「ん? それってどの動きのこと?」
「さっきのグリグリってやつ」
「この動きかな?」
「は、はい」
終盤はあいりチャンの方から腰の動きに注文をつけてくるほどだった。濡れにくいだけであって、エッチは嫌いなほうじゃないのだろう。
だったら頑張ってあげるしかない。イキそうになると、彼女の貧乳に目を向けて気を削ぐ。萎えそうになると、彼女の可愛い顔を見て勃起を持続させる。そうやって視線を行ったり来たりさせることで、長時間のピストンを続けることができた。
ふぅ。
10分近くは挿入していただろう。筆者にしては上出来の挿入タイムだ。あいりチャンもそれなりに満足してくれたようで、なんとか格好がついた。
その後、ホテルを出て駅付近まで彼女を送っていった。お互いの連絡先は交換しないままだ。SEX自体は気持ち良くて満足できたが、ガッチリすぎる体型と濡れの悪いヴァギナがかなりの減点だった。それゆえ二度目はないだろうと判断したがゆえだ。
あいりチャンにしても筆者のことを、キモいオヤジだし、早漏だし、二回戦を求めるしで二度目はないだろうと判断しているかもしれない。まあ、お互い様ってやつだろう。
(文=所沢ショーイチ)
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