紅白歌合戦に能年玲奈のサプライズ出演はあるのか!?

amachan0704main.jpg※イメージ画像:NHK連続テレビ小説「あまちゃん」公式HPより

 視聴率20%台を連発し、2013年上半期ドラマ視聴率ランキングでは、福山雅治主演による『ガリレオ』に次いで2位につけている『あまちゃん』。NHK朝ドラとしては2006年に放映された『芋たこなんきん』以来の大ヒットとなっている。主演は新鋭の能年玲奈、脚本は宮藤官九郎が手がけ、脇を固めるのは、宮本信子、蟹江敬三、小泉今日子、古田新太、尾美としのり、薬師丸ひろ子、杉本哲太、松田龍平など豪華な顔ぶれ。多額の制作費を費やした『八重の桜』の視聴率が低迷しているNHKにとって、『あまちゃん』のヒットはさぞ喜ばしいことだろう。

 現在『あまちゃん』は、前半部となる「故郷(北三陸)編」が終わり、6月24日より「東京編」がスタート。能年演じる天野アキが47都道府県の地元(ご当地)アイドルを集めたユニットGMT47のメンバーになるべく上京したところから始まる。だが、GMT47はまだ6人しか集まっておらず、活動はもっぱら姉貴分のユニット『アメ横女学園芸能コース』(通称・アメ女)が劇場に出演できなくなった際の代打役でしかない。今週放送の、AKB48の選抜総選挙ならぬ『国民投票』の結果次第でGMTの未来も大きく変わっていくだろうが、果たして…。

 そんな話題の『あまちゃん』だが、アイドルを取り上げているということもあり、楽曲にも注目が集まっている。作品のドラマサウンドトラックは2011年の『A.N.JELL WITH TBS系金曜ドラマ「美男ですね」MUSIC COLLECTION』以来、1年8カ月ぶりのオリコンランキングTOP5入りを果たした。また劇中でアメ女が歌う「暦の上ではディセンバー」がiTunesランキングで初日1位に輝き、レコチョクでは配信初週のシングルランキングで3位にランクインしている。

 現在の盛り上がりを受けネットではついに、“紅白歌合戦への出場”までささやかれ始めた。GMT47の能年以外のメンバーは、元おはガールの松岡茉優、大野いと、山下リオ、優希美青、斎藤アリーナ、蔵下穂波、吉田里琴らが、またアメ女のセンターとしてホリプロスカウトキャラバンに選出された“あだっちぃ”こと足立梨花らがいる。彼女らも紅白出演は意識しているようで、足立梨花は自身の写真集発売イベントで、「“アメ女”として出られたら幸せですよね。オリジナルの曲も何曲かあるので、オファーお待ちしています」と紅白歌合戦出場を嘆願。またGMT47のメンバー有希美青は、「暦の上で~」がヒットしていることが収録現場で話題になっているといい、「紅白に出たいとみんな言ってる。あとCDも出したい。それを目標に頑張ってます」と共演者とのやりとりを明かした。

「劇中で能年とアイドルユニットを組んだ橋本愛も、先日行われたイベントで『アイドルになりたい』と話すなど、出演陣にドラマの垣根を超えて歌手として活動してみたいという機運が高まっているようですね。朝の連ドラのヒロインの紅白出演といえば、石田ひかり、松下奈緒、堀北真希、井上真央らが司会を努めていますが、能年が司会を務めるのは若すぎるという意見もあり、現在有力視されているのは、“夏の紅白”と呼ばれる『思い出のメロディー』のMCに就任が発表され、次回作のヒロイン『ごちそうさん』のヒロイン杏です。能年司会の目はかぎりなく薄いでしょうね。しかし、紅白には2年連続でAKB48が紅白応援隊としても出演しているので、今年はAKB48にかわりGMT47とアメ女が合体したスペシャルユニットが出演、なんてサプライズは欲しいですね。年末の恒例行事として定着した紅白ですが、視聴率合戦で苦戦することも多いので、『あまちゃん効果』に期待する声が出てもおかしくないですよ」(芸能ライター)

 また橋本と能年が結成したアイドルユニット『潮騒のメモリーズ』にも「ドラマ内だけで終わるのはもったいない」という声もあり、ユニット名の由来となった「潮騒のメモリー」を歌った小泉今日子を加えて、期間限定で歌手デビューさせるという話も持ち上がっている。現在、AKB48の大島優子が『あまちゃん』へサプライズ出演するというウワサもあるが、これが実現するのであれば、ネットでは「ディスってる」とも言われる秋元康プロデュースでの楽曲デビューさえあるのかもしれない。すべては、宮藤官九郎のエンターテイメント性とマニアックな愛に溢れる“脚本”次第だろうが、今後も虚実ないまぜ状態で、視聴者たちを「じぇじぇ!!」と驚かせてもらいたいものだ。
(文=木嶋陽介)

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