ローラ、ブログで改めて謝罪も…「起用OK!」の報に疑問の声

loralora0712main.jpg※イメージ画像:『an・an 2013年3月13日号』マガジンハウス

 タレント、ローラの実父であるバングラデシュ国籍のジュリップ・エイエスエイ・アル氏(53)に対し、警視庁が詐欺容疑での逮捕状を取ったと報じられてから一週間。7月1日にはローラ本人が改めてブログで「いろいろとお騒がせしてごめんなさい。」と謝罪。さらに続けて「父には日本に来てしっかり本当のことを話してもらいたいと思っています。今回のお父さんの事でわたしができる事は出来るかぎりやろうと思います。」と、父親への気持ちを綴っている。

 当初報じられていたジュリップ容疑者の逮捕容疑については、同じくバングラデシュ国籍のモハマド・アミン・ショリフ被告(45)と共謀してバングラデシュの病院で治療を受けたという虚偽の明細書を東京・世田谷区役所に提出し、海外療養費をだまし取ったというもので、ジュリップ容疑者はその指南役と目されている。ところがこれに加え各メディアがジュリップ容疑者のさらなる“疑惑”を報じており、物議を醸している状況だ。

 「FLASH」(光文社)に掲載された記事『ローラの父は「20年常習詐欺犯!」』には、ジュリップ容疑者を古くから知る者のコメントとして、ローラの父が、20年くらい前から今回のような事を含めさまざまな手段で金銭を得て、バングラデシュから来日し、生活に困っている後輩たちに渡していたとある。「フライデー」(講談社)でも同じく、ローラ一家が日本に定住するようになった頃からジュリップ容疑者を知る者が“自分の親族に日本で不法就労をさせていた”とコメント。長らく詐欺や不法就労などの違法行為に手を染めてきたと伺わせるような内容となっている。

 一連の騒動を受け、ネット上では「国民の血税を不正取得したヤツの娘だろ?」「親父が逃げてる間は笑えないだろ」「絶対に許さない」など、ローラ自身の今後の芸能活動について手厳しい意見が多い。先月27日のサンケイスポーツでは、現在ローラがCM契約している13社中5社が取材に応じたが、継続を表明する社はひとつもなかったことを報じており、バラエティでの活動はさておき、イメージ第一とされるCMでの仕事には早くも暗雲が立ちこめているようだ。

 一方、東京地裁では6月28日に共犯とされるショリフ被告の審理が開かれている。

「この日は追起訴分の起訴状が読み上げられ冒頭陳述のあと、さらなる余罪があるとのことで、すぐに閉廷してしまいました。今回の起訴は、バングラデシュの病院に糖尿病と狭心症で入院したという虚偽の内容をもとに、世田谷区役所に国民健康保険料の海外療養費を申請したというものです。だまし取った約60万円は使ってしまってほとんど残っていないそうです。ローラの父親のことについては一切話が出てきませんでしたね」(司法記者)

 そんな中、東スポが、いったんは“取り扱い注意”となっていたローラについて、業界内では一転、“規制緩和”の動きが見られると報じている。これによれば、レギュラー番組において降板や放送自粛などの動きはないものの、ネットで物議を醸すおそれがあるので使いたくないというのが業界のホンネだったというのだが、本人が犯罪を犯した訳ではないとのことで上層部から『これまで通りでよい』とお達しが出たのだという。この背景には、先日ブログ記事が炎上したのちに自殺体で発見された岩手県議の小泉光男氏(56=当時)の件があるのだとされている。しかし、上層部が一転“起用OK”の姿勢を示したとして、そう簡単に以前のようにテレビ出演が可能になるのだろうか。

「やはりローラのキャラクターと今回の犯罪の落差が激しすぎて、使いたいけど使いづらくなってしまったのではないでしょうか。起用OKとはいうものの、視聴者もどういう気持ちで見たらいいのか……。現場はますます困惑しているのでは。テレビ的には、いまの状態のローラより、同じ事務所の後輩でありハーフ枠であるダレノガレ明美のほうが使いやすいでしょう。ジュリップ容疑者は逮捕要請に応じるつもりはないと報じられていますが、この宙ぶらりんの状態が続けば、ローラ自身には“海外逃亡している父親の娘”というイメージがますます強くなる上、これまで以上にジュリップ容疑者のさらなる過去が暴かれる可能性もあります。そうなると、CMやバラエティどころかモデルの仕事もなくなってしまうかも」(芸能ライター)

 警視庁に対して「知らない。はめられた」と語っているというジュリップ容疑者。そうであるならば帰国して身の潔白を晴らすのが娘のためにも最前の選択なのではないだろうか。
(文=近藤チカゲ)

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