「ドーベルマン訴訟」で損賠命令を受けた反町隆史・松嶋菜々子夫妻の非常識

goolife0515main.jpg※イメージ画像:『グッドライフDVD-
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ポニーキャニオン

 俳優の反町隆史・松嶋菜々子夫妻の飼い犬にかまれて負傷した同じマンションの住人が退去し、それが原因で賃料収入を失ったとして不動産管理会社が夫妻に約5,220万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁が14日に385万円の支払いを命じる判決を下した。

 訴状などによると、事故が起きたのは昨年5月。松嶋と反町はマンション内でドーベルマンを飼育しており、当時6歳の長女がドーベルマンを散歩に連れ出そうとした際に共用スペースである通路で住人女性の太ももに噛みつく事故が発生。噛まれたのは著名アートディレクター・佐藤可士和氏の妻・悦子さんだった。命に関わるほどではなかったが、医師から「一生傷が残るかもしれない」といわれるほどのケガだったという。

 その後、反町・松嶋夫妻が治療費と慰謝料を支払うことで示談が成立。だが直後、佐藤夫妻は6年以上も住んでいたマンションから急に転居してしまった。契約期間内の転居は2カ月前に管理会社に通知する義務があり、本来なら佐藤夫妻側は賃料2カ月分(350万円)を違約金として支払う規定だったが、転居の経緯を踏まえて管理会社は違約金と原状回復費を請求しなかった。代わりに「夫妻が転居した原因はドーベルマンしか考えられない」と主張し、将来的に得られるはずだった家賃収入も含めて反町夫妻に損害賠償請求するに至ったのだ。これを受けて東京地裁は「350万円を収受できなくなった損害を会社側が肩代わりしたといえる」と判断し、弁護士費用を含めた家賃2カ月分の賠償を命じている。

 それにしても驚くのは、月額家賃175万円のマンションに住んでいたという反町夫妻の羽振りの良さと、マンション内でドーベルマンを飼育するという非常識さだ。

「昨年春、長女が名門小学校のお受験に成功したのを機に反町夫妻は学校の近くに位置する件のマンションに引っ越してきた。マンションの使用規定では『小動物以外の動物は飼育禁止』となっていたが、反町夫妻はオーナーに相談し、月3万円を支払うことでドーベルマンの飼育を許可されていたそうです。互いに犬好きで長女が生まれる前からドーベルマンを飼っていたようですが、マンション内で飼育するケースが一般的にも増えているため、問題ないと思ったのでしょう」(週刊誌記者)

 家賃175万円のマンションに住むくらいなのだから、犬のために月3万円を払うくらいは大した出費ではないのだろう。だが、ドーベルマンは成犬で平均40キロという大きさになり、飼い主には従順ながら他の人間や動物に対しては非常に警戒心が強いことで知られる。警察犬や軍用犬としても使われるほどの戦闘能力もある。そんな犬を敷地内で連れ歩かれたら、他の住人たちはたまったものではない。

 今回の騒動では、隣の部屋から出てきた佐藤夫妻の幼い息子にドーベルマンが驚いて噛みつこうとし、とっさに悦子さんがかばったという事故の経緯が伝えられている。もし子どもが噛まれていたらと思うとゾッとするような話だ。

「夫妻は『日本警察犬協会の訓練試験にも合格したドーベルマンだから人を理由なく襲うことはない』と強弁し、オーナー側を納得させたようです。しかし、実際は人間に噛みつくという事故を起こしてしまった。しかも、一時とはいえ6歳の長女にドーベルマンを任せるというのはあまりにも非常識。高級マンションの住人の間では『タレントの近くにいるとトラブルに巻き込まれる』と昔からいわれていますが、それを実証してしまいましたね」(前同)

 この事故が原因で反町夫妻も昨年末にマンションから引っ越したという。反町・松嶋夫妻や佐藤氏ら売れっ子が住み、周囲から縁起のいいマンションといわれていたようだが、とんだアヤがついてしまったようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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