プロレス引退、グラビア復帰の愛川ゆず季はどこに向かうのか

aikawa0501main.jpg※イメージ画像:『Dropkick Dyna
mite!』
晋遊舎

 2003年にデビューし、100センチHカップというバストを武器にグラビアアイドルとして活躍、2010年からは女子プロレスラーとしても活動していた愛川ゆず季(29)が、4月29日に両国国技館で行われた世IV虎との試合を最後に引退した。引退試合には敗退したものの、試合後にはセレモニーも行われ、2年半のレスラー生活に終止符を打った。

 「七色のゆずポンキック」などを得意技に、グラビアのできるレスラー“グラレスラー”として新たなジャンルを開拓した愛川だが、昨年12月の記者会見では「体がキツくて限界を感じている」「来年30歳になるし、芸能生活も10周年という節目の年なので、女の子として、人生をもう一回考えてみようという気持ちもあった」と引退の理由を語っていた。

「『アイドルに本当にプロレスができるのか』という否定的な声もあった中、2010年10月のデビュー戦で14分近い死闘を繰り広げ、相手の高橋奈苗に『お前、本当にデビュー戦かよ?』といわれたという逸話が、愛川のレスラーとしての存在感を物語っています。2年連続で『女子プロレス大賞』を獲得していることを見てもわかるように、いまや女子プロレス界の華となっていました。それだけに、引退を惜しむ声も多いですね」(芸能ライター)

 その愛川、5月7日号の「FLASH」(光文社)でプロレス界に転身して以来の撮り下ろしグラビアを披露。ひもTバックでお尻を丸出しにするなど、筋肉質とセクシーさが同居する肉体を見せつけた。その中のインタビューで「なにかで“一番”になったことがなかったので、そこにたどり着くために必死でした」「プロレスでやり残したことはもうありません! それで引退を決意しました」と心境を語っていた。

 芸能活動との両立も含めて、グラレスラーとしてはある程度の達成感や満足度を得ての引退のようだ。とはいえ、愛川は5月16日に30歳の誕生日を迎える。小倉優子や熊田曜子など同年代のグラドルたちは結婚・出産を経験してママタレの道を進み、ちょい熟女枠は壇蜜の独占状態。ただでさえ、AKB48が水着や手ブラも辞さない姿勢でグラドルを脅かしているため、グラビアアイドルには冬の時代といわれている。そんな時期に復帰した愛川の今後はどうなるのだろうか。

「知名度のある芸能人にはすぐにAV説が流れたり、売れなくなると風俗やキャバクラに流れやすいため、確かに四面楚歌の状態といえます。ですが、プロレスである意味“強い女”のイメージがついた愛川だけに、AV出演というのは考えにくいでしょう。もともと、父親が会社社長の愛川はかなりのお嬢様。実家が『豪邸すぎる』と話題になったこともありますから、そこまでして芸能界にしがみつくという必要も気持ちもないでしょう。セクシー路線だったら、鍛え上げた身体を芸術的に見せて肉体美を表現するようなヌードであれば、まだ現実味があると思いますが」(同)

 愛川が他のグラビアアイドルと違う点といえば、やはりプロレスラーとしての経験だろう。今後は、それを生かした活動も視野に入るのだろうか。

「女子プロレスの認知度向上に一役買ったのは事実ですし、そのことは業界内外からも評価されているでしょう。人前に出る仕事をしながら、体に傷がつく可能性のあるプロレスに挑戦するという本人の情熱も本物です。今後は、若手レスラーの育成や広報的な意味も含めて、女子プロレス界と芸能界の架け橋のような役割を担うのではないでしょうか」(同)

 引退の翌日、オフィシャルブログ「ゆずポンblog」で「グラレスラーは強いのだーーー!!!!!!!!!」と書き込んでいる愛川。すでに、その目は自身の跡を継ぐ第二のグラレスラー育成に向いているのかもしれない。

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