風俗から日本を改革!? SOD風俗調査団の崇高なる目的とは?

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 アダルト業界の革命児・『ソフト・オン・デマンド』(以下、SOD)が、会社設立18周年記念事業として、『風俗調査団』を結成した。これは風俗店へ覆面調査を行い、体験談をサイトに公開することで、良悪入り交じる風俗業界の品質向上を目指すことを目的としているという。しかも調査費用は、すべてSODが負担してくれる、つまり“タダで風俗に行ける!”という夢の様な事業!! ……なのだが、アヤシー話も多いアダルト業界。『危険なんじゃないの』と不安に思われる方も多いだろう。というわけで、覆面調査団員のナマの声を聞くべく、SOD本社に出かけて参りました!

 インタビュー当日、SODに現れたのは、スーツをピシっと着こなし、丸の内に居ても違和感がないように思える伊藤健次さん。どちらかと言えば草食系男子のようにも見え、あまり風俗とは縁がないようにも思えるんですが……。

伊藤さん「いや、そんなことないですよ。大学時代には風俗体験サークルを開催し、最近まで仲間内で店舗を巡り、情報を共有していたくらいです。こんなに楽しいことはほかにないですよ」

sodchousa0314_01.jpgインタビューを受けてくれた団員の伊藤さん

──大学時代から! サークルを結成されてから今まで、数多くの店舗に行かれたと思いますが、最高の風俗店はありました?

伊藤さん「私の中では町田の、夜這いコースがある『ぶっかけ! 服射女学園くりぃむ』ですね。夜這いコースは、暗い中で女性に目隠しして行うことが多いんです。そのため、女性の顔立ちがあまり良くなくてもそこまで影響を受けることは少ないんですが、この店舗は女性のクォリティーも極上でした! 『ここまでこだわるか!!』と衝撃を受けた店舗ですね。こういう店舗は応援したくなります」

──すでにプライベートで十分楽しんでいると思うのですが、伊藤さんはなぜ風俗調査団に入団したきっかけは?

「実は結婚したのを機に風俗から足を遠ざかっていたのですが、グループの仲間から『ハズレを引くことが多くなった』とグチが聞こえ始めたんです。これは後輩たちに良店を見極める術を伝えなかった私の責任だと感じました。それで風俗店の良し悪しを見抜くマニュアルの作成を始めたのですが、いかんせん自分の体験だけでは万人に使えるマニュアルを作り上げるのは難しく、大勢の意見がほしかったんです。そんな時にこのお話を知ったので、渡りに船とばかりに応募したんです」

──そのマニュアルとはどのようなものでしょうか?

「良店を見極めるためのチェックリストみたいなものですね。HPの見どころ、店舗受付への注文の付け方、女性の選び方、どの風俗サイトに有意義な情報が掲載されているのかなどです」

──調査団でもそのマニュアルを元に店舗を選択しているんですか?

「調査する候補は、SODさんより複数の店舗が載っているリストをいただき、そちらの中から選択するシステムになっています。もちろん、こちらから調査店舗の提案もできるので、それはマニュアルに沿ってピックアップしています」

──これまで調査に行った店舗はどちらでしょう?

「八王子の『ペロンチョ学園』、池袋の『現役女子大生コレクション』のふたつですね。中でも『女子大生コレクション』はHPに掲載されている写真が黒髪ロングの女性で統一され、コンセプトがずれていない点やプレイ内容にもほぼ触れない風俗店サイト然としていない佇まいなどの点に非常に引かれました」

sodchousa0314_03.jpg熱く風俗論を語ってくれました

──風俗店のサイトっぽくないということは、あえて普通ではないお店を選んでいるんですか?

「そうですね。なにかしら特化した点を持つ店舗を選んでいます。普通の店舗だと代わり映えするところがあまりないので、レポートする意味がないと考えてしまうんです」

──では、伊藤さんの中でレポートする価値がある店舗とは?

「う~ん、例えば女性のオナニーに特化した店舗があるとします。HPを見てみると、ローター、電マでのオナニーなどのプレイ内容が書かれ、それぞれに料金に差額がある。『なぜ差額が生じるのか?』。これを知るだけでもレポートに残すべき価値があると考えています」

──なるほど。そのレポートを書く際に気をつけていることはありますか?

「レポートは、自分の感性で書く、女の子にではなく電話対応などお店に対して言及、プレイのみならずその前後までをイメージできるようにする、という3点を心がけています。また調査団では、行ったことがないお店を選んでいます。初見でないと先入観を持つこともあるので、そのお店に初めて行く視線が持ちたいんです」

──女性とのプレイ中心ではないんですね。

「プライベートでお店を女性中心で紹介したことがあるんですが、そうするとそのお店のその子にしか行かない人が多いんです。やはり、店舗独自の持ち味を味わってほしいですからね」

──伊藤さんのレポートがきっかけで、風俗デビューを果たす人も多いでしょうね。

「そういう方は、レポートに書かれている女性を指名し、プレイまでも同じようにするかもしれません。でも数回すればある程度、楽しみ方をつかむと思うんです。ぜひ、自分だけの楽しみ方を知ってほしいですね」

 団員として、風俗愛好家として活動内容を語ってくれた伊藤さん。風俗調査団は、粗悪店を淘汰し、いずれは“風俗版ミシュラン”と呼ばれることを目指すべくこれからも活動を続けるという。そんな風俗調査団の現在の団員構成は、20代=45%、30代=45%と若年層が大多数を占めているため、現在は40代~70代のベテラン勢を募集中だ。まだ枯れていないと息巻く40代男性たちは、彼らとともにともに風俗業界を是正してみてはいかがだろうか?
(取材=木嶋陽介)

◆SOD風俗調査団のサイトはコチラから

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