「コンドームの感触」「膣内射精の感覚」etc 女性に対するセックスの素朴な疑問

sexyteacher0121.jpg※イメージ画像 photo by alestele23 from flickr

 性的なことに関心を持ち始めた小学校高学年~中学生の頃は、そこから生じる疑問についてオトコ同士で語り合うこともしょっちゅうだったろう。毛が生えてきただの、包皮がどうしたこうしただの、擦っているうちに白い液体が出ただの、こと細かに報告し合うことにより、「(股間に変化が訪れているのは)自分だけではないのだ」と安心感を得ることができたはずだ。

 しかし、大人になるとそうはいかないものだ。飲み会の席で下ネタに発展することはあるが、せいぜいグラビアアイドルがどうのこうのだの、風俗店で地雷嬢にあたった自虐ネタなど、上っ面な内容ばかり。また、オトコ同士で議論し合っても、どうにもこうにも答えが出ない疑問も出てくる。とはいえ、女性に面と向かってその疑問をぶつけるわけにもいかない。そこで、まず一般男性から「女性に聞いてみたいセックスの疑問」を募り、集まった疑問に対して一般女性に答えてもらった。その結果が下記のとおりである。

 もっとも多かったのが「女性は、なんだかんだで巨根が好きなのか?」という疑問だった。断定はできないが、Yes・Noの2択から答えるとしたら「No」である。むしろ、「巨根は痛い」「巨根に自信を持つ男性は、テクニックを磨こうとしない」などのアンチ巨根派が多かった。非・巨根男性はご安心いただきたい。

 次は前戯において。「クンニリングス直後のディープキスは、女性にとって嫌なものなのか?」という疑問だ。これまたYes・Noで答えるのは難しいが、「Yes」とさせていただこう。「全く気にならない」と答えた女性はごく少数で、大半が「絶対にイヤというわけではないが、できれば避けたい」とのこと。クンニリングス後は、いったん乳首などで「お口直し」をしてからディープキスすると良いだろう。なお、クンニリングスを恥ずかしがるのは、「いやよいやよも好きのうち」と解釈してOK。「恥ずかしいのは嘘ではないが、気持ちいい」と感じている女性がほとんどだった。ただし、入浴前のクンニリングスは絶対にNGというタイプも存在するので、相手次第といったところか。

 そして、「コンドームをつけたペニスとつけない“ナマ”の差は明確か?」という点。この問いに対しては「No」。各コンドームメーカーの企業努力の賜物で、最近はまるでつけていないかのような感触の極薄タイプが開発されている。よって、「大差はない」という答えが目立った。

 オーガズムに関する疑問も尽きないようだ。「女性のオーガズムには大小があるのか?」という疑問もあがっている。答えは「Yes」。わかりやすいのが、「部位によってイキ方の深みに明確な違いが生じる」という女性。オナニーで慣れている部位に関しては「想定内のオーガズム」、セックスでしか味わえない部位に関しては「想定外のオーガズム」に達するという。とはいえ、女性に対して「オナニーではどこを触っているのか?」と聞くわけにもいかないのが残念なところ。

 ところで、女性がいったん達した後、刺激を続けるべきか否かも悩む。「それ以上されたらおかしくなっちゃう」という言葉を真に受けるべきなのか? 無難なのは、セックス経験の浅い女性に対しては加減が必要だが、セックス経験豊富な女性に対しては連続オーガズムもアリといったところか。もちろん、時と場合にもよるが。

 「早漏と遅漏どちらがマシか?」という究極の選択には、早漏に軍配があがった。「長時間のピストン運動で痛みを生じることがある」というのが一番の理由だ。中には、「自分の(膣の)締まりが悪いのかと不安になる」という女性も。早漏男性にとっては胸を撫で下ろす結果となった。

 「精液は美味しいのか?」という疑問に対しては、残念ながら「No」。「好きな人の精液ならガマンできる」「好きな人でも遠慮したい」という答えがほとんどで、「まろやかで美味しい!」と答えた女性は1人もいなかった。とはいえ、「味はさておき、精飲という行為自体に興奮する」という女性も存在するので、要相談である。

 「膣内射精された際は分かるものなのか?」というのも、オトコにとっては永遠の謎である。この疑問に関しては、真っ二つに意見が分かれた。「分からないこともない、程度」「ペニスのサイズが縮むので射精されたことは伝わるが、精液が出ている感覚は分かりづらい」という女性もいれば、「精液の温度ではっきりと感じる」「ペニスがヒクヒクして、ドロッとした液体が流れ込んでくる感覚」という女性も。いずれにせよ、成人向け漫画やアダルトビデオのように「子宮にかかっているぅ~!」というほど分かりやすいものではないらしい。

 男性と女性は身体が違うので、相手がどう感じているか分からなくて当たり前である。Yes・Noで答えてもらっても、実際身を持って体感することはできない。よって、深く追求しようとせず、自然体でセックスを楽しめれば、それでよしとしよう。
(文=菊池 美佳子)

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