先日行われた調査によると、夫婦間で性交渉を持たないセックスレス夫婦が41パーセントにも上るという結果が出たようだ。筆者からしてみれば考えられない数値である。ただでおまんちょできる、いわゆるタダマン相手が目の前にいるにも関わらずセックスレスとは! 本当に不可思議な結果だ。少子化に拍車がかかっているのも、頷ける調査結果といえよう。
だが、そんなセックスレス夫婦が増えるのと比例して、出会える系サイトで不倫行為を楽しむ女性が増えているのも事実である。死ぬまでに一人でも多くの女性とエッチしたいと考えている筆者にとっては歓迎すべき事態なのだ。
———————–
優しくたくさん愛撫してほしいです(ハート)
はじめまして、アケミです♪
結婚して1年なのに、完全セックスレスで枯れかけてます(汗)
仕方なく一人で慰めてたり(笑顔)したけど、やっぱり物足りない(涙)
いま、新宿にいるのでこんな私(泣き顔)を気持ちよくしてくれる紳士な方はいませんか?
もちろん、貴方にも気持ちよくなってもらえるよう頑張っちゃいますネ(ハート)(ハート)
書込み日時:12/2* 20:19
受付メール数 :1/15
♀アケミ
20代半ば
———————–
筆者の日課である出会える系サイトを巡回していると、【ワクワクメール】でこんな書き込みに遭遇した。絵文字満載でずいぶんと可愛らしい印象だ。
旦那とのエッチが無く、一人寂しくオナニーで慰めているというくだりにグっときた筆者は早速アプローチを開始したのである。
———————–
こんばんは、アケミさん。
都内の会社でWEBデザイナーをやっているショーイチ、34歳です。
つい先ほど新宿で打ち合わせが終わり、ちょうどヒマしてました。
そんな時、アケミさんの書き込みを見て、ぜひお会いしたくなったんです。
あ、私はノーマルなので、その辺は安心してくださいね。
よかったら詳しい希望とか教えてもらえますか?
———————–
さくっとファーストメールを送信。すると、5分もしないうちに返信が届きサクサクと交渉成功。10分後に歌舞伎町のドンキホーテの前で待ち合わせすることになったのであった。
人妻との濃厚なエッチに期待しながら待ち合わせ場所に到着した筆者。だが、かなりの人ごみである。そこで、アケミちゃんにメール連絡。
———————–
いまドンキの前に着きました。
かなり人が多いので、待ち合わせしにくいかもです。
一応私の服装を伝えておきますね。
茶色のジャケットで、黒いリュックを背中にしょっているので目印にしてください。
———————–
こんなメールを送信して待つこと数分。背後から声をかけられた。
「あのぉ……」
くるっと振り向くと、そこには実に微妙な女性が立っていた。あえて表現するのなら、不細工が売りの女優片桐はいりと2006年トリノ五輪の金メダリスト荒川静香を足して2で割ったような感じだ。
モテないくせに面食いの筆者にしてみれば、絶対に恋愛対象になりえない容姿のアケミちゃん。だが、SEXするだけの相手だったら余裕でセーフの範囲だ。
ポチっとヤル気スイッチを押した筆者は、力づくで笑顔を浮かべ応じることにした。
「あ、もしかしてアケミちゃん?」
「は、はい」
「ありがとね、よく見つけられたね」
「はい、目印を教えてもらってましたから」
「うん。じゃあ早速向かおうか?」
彼女をホテル街へと先導しながら、脇目で値踏みを開始する。身長は160センチあるかないかといった所で、中肉中背といったところだろう。
胸と尻にほどよく脂がのっていて、まさに食べごろといった感じ。清潔感もあり、愛嬌もあるので一緒にいて苦痛は感じない。うむ、これなら部屋を暗くしていれば2回戦くらは余裕でこなせそうだ。
歩き始めて数分もしないうちに、突然アケミちゃんが告げてきた。
「あ、ショーイチさん。ちょっと買い物したいので5分くらい待っててくれますか?」
「え? 買い物? ど、どこで?」
「この道を右に曲がったほうにある酒屋さんなんですけど……」
「うん。了解。じゃあお店の前で待ってるね」
こうして歌舞伎町のほぼど真ん中に位置するS屋に到着。「じゃここで待ってるね」と告げ、店内に入っていくアケミちゃんを見送る筆者。
5分経過、まだアケミちゃんは出てこない。
10分経過、あれおかしいなぁ。
このS屋は奥行きが広くて出入り口が反対側にもあるので、もしかしたらアケミちゃんはそちらから出ていってしまったのかもしれない。まぁ、それはそれでアリだろう。なんとか己を鼓舞してヤル気スイッチを押してはみたものの、どうせヤルならもっとイイ女とやりたいものだ。時間はまだまだあるので、いまから【ワクワクメール】で相手を探しても余裕で相手は見つかることだろう。
そんな風に考え始めていると、アケミちゃんが紙袋を片手に店から出てきた。どうやら混んでいただけのようだ。
「ずいぶん重そうな袋だね。なにを買ったの?」
「あ、はい。モルトウイスキーなんです」
「へぇ、なんか高そうだね」
「そうでもないですよ。ただ私も主人もモルトが好きなんで」
いつもならココで、「その紙袋、重そうだから持ってあげるよ」と紳士を装うところだ。だが、「じゃ、行こうか?」と彼女を促してホテル街に向かい始める筆者。だって、見た目が……。我ながら酷い男である。
こうしていつもより少しグレードの低いホテルに到着。ここは浴室が狭いので混浴には向かないが、アケミちゃん相手にラブラブ混浴プレイは望まないので十分である。