【連載】本多圭のオトコとオンナの芸能恥話

あの芸能人「仮面夫婦」、いよいよ離婚へカウントダウンか

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、芸能界の裏側に横たわるオトコとオンナの深い業を掘り起こします。

 及川光博と檀れいの“離婚危機”が盛んに報道されているが、確かにこれは時間の問題ではないかと思えてならない。

 2人の結婚の背後には、及川が昔から大の宝塚ファンだったということがあった。そうした中、2009年1月に放送されたテレビ朝日の人気ドラマ『相棒 season8元旦スペシャル』で共演した、元宝塚の檀に及川が猛烈アタック。翌年7月に電撃入籍した。

 これだけ見ると、04年に離婚した松平健と大地真央のケースとよく似ている。松平は、及川同様に大の宝塚ファンだった。松平を応援していたタニマチは、松平の結婚相手にと宝塚女優を物色していた。しかし、松平はタニマチの世話にならず、舞台で共演した元宝塚のトップ女優の大地を落とし、電撃結婚。当時は「超大物カップル誕生」と騒がれた。しかし、結婚当初から2人は別居していた。別居の理由として、“性の不一致”がウワサされた。結婚前、松平に密着取材したことがある筆者は、松平は女性の肉体には興味を示さないゲイだという疑惑を抱いていた。一方、大地にはレズのウワサが上っていた。しかし、その後、筆者は大地と親しいテレビ関係者から、大地が恋多き“多情な女”であることを知らされた。これでは夫婦関係はうまくいくはずがない。松平・大地は夫婦の営みがなかったことがバレずに、13年間“仮面夫婦”を装った末に離婚。それはそれで見事だった。

 一方、及川も宝塚ファンということで、檀との新居も決まらないまま、昨年7月に電撃入籍した。しかし、その約2カ月後には、女性誌に及川の不倫疑惑が報じられたのだ。及川は不倫疑惑の相手を「ただの知り合いの女性」と否定したが、女性との食事中に結婚指輪を外したことが明らかになり、檀に不信感を抱かれて、その後も別居生活は続いた。同時に、檀は苦楽を共にしてきた母親の面倒をみるために、母親と同居していることも明らかなった。檀は及川に「一緒に母親も面倒をみてくれないか」と相談したところ、よい返事がないために、いまだに別居状態が続いているという。

 及川は、現実に向き合う前に“宝塚出身の嫁さん”欲しさに、後先考えず突っ走りすぎてしまったようだ。しかも及川は、“不倫疑惑”を『相棒』(テレビ朝日)主演の水谷豊に叱責されて、これが一因となり番組を降板。主な収入源を失ってしまい、檀との収入や業界内の地位も開いてしまった。この点が、松平と大地との結婚のケースとは異なるために、今後長期間、仮面夫婦を演じることは不可能。もはや、離婚は時間の問題かもしれない。
(文=本多圭)

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