降板の河本準一よりも苦しい梶原雄太…「生活保護芸人」の後始末

 秋の番組改編で、日本テレビが『火曜サプライズ』の出演者交代を発表した。次長課長が降板し、新たにオリエンタルラジオが加わることとなったが、次長課長といえば今年4~5月に河本準一の親族が生活保護を受給していたことが発覚し、謝罪会見を開く騒動となっていた。河本は母親を扶養できるだけの収入を得ているにもかかわらず、生活保護を受けさせており、「認識が甘かった」と涙の謝罪。しかしその後、河本の妻である元タレント・重元直美の母親も、生活保護を受給しているということも明らかになり、騒動はなかなか収束しなかった。「貧困家庭に育ったからといって、成功して裕福になったら一人で一族全員を養わなければならないのか」という議論も巻き起こった。

 問題発覚直後、河本は出演していたCMを降板。日テレ側は「番組から河本を降板させる必要はない」との見解を示していたが、秋の改編にあたって「スポンサーへの影響などを考慮し、起用を見送る決断をした」という。

「4月から準レギュラーに昇格していた『EXILE魂』(TBS系)でもすっかり見なくなりました。『火曜サプライズ』降板ということで、同じく準レギュラー扱いで月イチの頻度で8月末まで出演していた『1番ソングSHOW』(日テレ系)からも今後は姿を消すことになるでしょう。ひな壇芸人としてポジションを築いていたものの、デリケートな問題を抱えてしまったから当分はイジりづらい。笑えない芸人を出し続けるほどテレビ局もお人よしじゃないですよ」(関係者)

 こうした中、河本のギャラが激減し困窮生活に陥っているとの報道も出ている。母親が受け取っていた総計800万円以上もの生活保護費を返済し、高級外車や時計も売り払ったと言われている。出演料は1本のバラエティゲスト出演で120万円だったのが、今や値がつかない状態だともされているが……。

「それでもレギュラー0にはならないので、これまでのように散財しなければ生活は維持できるのではないでしょうか。テレビ東京系では視聴率0%を記録しても打ち切りにならなかった『河本準一のイラっとくる韓国語講座』のほか、『地元応援バラエティ このへん!!トラベラー』、10月からリニューアルするものの続投予定の『くだまき八兵衛X』に出演中。むしろ河本よりも心配なのは、第三子が誕生したばかりのキングコング・梶原雄太の方です」(芸能記者)

 梶原は11年続いた『はねるのトびら』(フジテレビ系)の9月いっぱいでの打ち切りで、全国放送でのレギュラーがなくなる。愛知のメ~テレ、大阪のABCではコンビでのレギュラー番組を持っているが、相方の西野亮廣はピンでの番組出演やレギュラーもあるのに対して梶原は確かに出演が少ない。

「河本騒動の影響で梶原の母も生活保護を受けていたことが発覚した。おまけに、梶原は男三兄弟で、ほかの兄弟にも母親を扶養する能力はあったと見られていることから、批判の声は強かった。『はねる~』が終了したことで在京での仕事は単発で入る時のみになるし、母の住む大阪に帰って、イチから腰を据えてやり直すしかないのでは」(前同)

 本人たちの予想以上に波紋が広がってしまった生活保護騒動。沈静化にはまだ時間がかかりそうだ。

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