「ブスの妄想恐ろしい~♪」有吉弘行と熱烈ストーカー女の鬼畜バトルが過熱

ariyoshihiroiki.jpg※イメージ画像:『オレは絶対性格悪くない!』太田出版

 今年初め、毒舌芸人・有吉弘行に強烈な女性ネットストーカーがいると話題になった。この女性は昨年放送された『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で有吉と熊田曜子がイチャついている様子を見て激高。有吉を嘘つき呼ばわりし、罵倒ツイートを一方的に投げかけた。もちろん、この女性と有吉に面識はなく、特別な間柄でもない。有吉が「さよなら」というコメントと共に彼女のリプライを晒し、この女性の存在が広く知られるようになった。

 この女性が恐ろしいのは、それだけ罵倒したことも忘れ、再び有吉に異常な好意を寄せるリプライを送り続けていることだ。「愛してる」「結婚したい」といった言葉は日常茶飯事で、「この間のテレビで私に向かって微笑んでくれてありがとう」といった不気味なリプライを送ってきたこともあった。

 この女性は古典ホラー映画の名作になぞらえて「ミザリー女」と呼ばれ、まとめサイトやネットメディアでも取り上げられるほどの話題になっている。これほどの炎上騒動になった場合、アカウントを消してしまうパターンが大半だが、ミザリー女は全くめげることなく、今も変わらずに愛憎入り混じったリプライを有吉に送り続けている。

「どんだけ有吉さんに抱きしめてほしいかキスしてほしいかわかんないほどだよ」「有吉さんが好きそうな服買ったり、有吉さんが好きそうな下着買ったりしてる」といったコメントが連日のように書き込まれ、有吉が一般ユーザーのリプライに「フランクフルトあげます」とコメントした際には「有吉さんのフランクは‥あたしだけのものなの~っ」と下ネタまで披露した。

 これに対して一般ユーザーが「有吉さん、至急鋼鉄のプロテクターを装着して下さい!」とツイートすると、有吉は「了解です」とコメント。こういったストーカーに対しては無視が一番の対応策だが、有吉は人がいいのか逆に鬼畜なのか、たまに構ってしまうことがあるようだ。

 あまりにも強烈な存在のため、面白がったネットユーザーたちからミザリー女は逆ストーカーされることに。彼女のメールアドレスなど個人情報が晒されるようになった。

 それに対して、彼女は「いっくら、どれだけ、いつまでもいつまでも飽きもせずネチネチとストーカーされようとも、私は●●(ユーザー名)などの面白くもないクソ連中の相手をする気はありません」「なんだか執拗な変な人とかがストーカーみたいにハッカーみたいな事をして個人情報とかを調べてデタラメにツイッターに晒したりとかしてるらしくて、そんな情報デタラメなのは完全に分かってるから見てはいないけど、むっちゃ腹立つし、気味が悪いから怖いんだよ」と語っている。

 気味が悪いのはどっちもどっちな気もするが、自分の行為に関しては疑問を全く抱いていないようだ。この女性は自身の顔写真をアップしたことがあり、南野陽子や元ももいろクローバーの早見あかりに似ていると自称している。だが、ネット上では「二足歩行することと、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出すことくらいしか共通点がない」と酷評されており、似ているとは認められていないようである。

 有吉は「恐ろしい~恐ろしい~ブスの妄想恐ろしい~♪バカのプリクラ見るよりも~怖いぞ、頑張れブス世界~ブスが強気なパラレルワールド~全ての鏡を廃棄した~顔無き世界はパラレルワールド~」と謎のツイートをしているが、これは彼女に対するものだったのだろうか。

 ロンドン五輪開催中も、有吉のオリンピック観戦ツイートに一喜一憂し、その思いを膨らませ続けていた彼女。「私の気持ちは何にも変わってない!!! 私は有吉さんが大大大好きなんです!!! 私は有吉さんに絶対に会いに行く!!!」と宣言しており、ストーカー行為はネット上だけに止まらない危険性がありそうだ。

 単にネット上で妄言を撒き散らしているだけならば実害はないが、こういった熱烈なファンは愛情が憎しみに転化し、現実に事件を起こすケースも少なくない。この女性は最近「有吉さんの寿命本当に本当に、いくらでも私に捧げてよ!! 私が有吉さんを好きという気持ちと有吉さんに会いたいから会いに行くという私の意思は、揺るがないです!!!」ともツイートしている。「寿命を捧げて」「会いに行く」というワードからは、キケンなにおいがプンプンしており、さすがに有吉の身を案じてしまう。

 こういったファンが現れるのも人気商売の宿命であり、ストーカーすらもネタにしてしまう有吉の懐の深さにも感心するが、実際の事件に発展するような事態にだけは発展しないよう祈りたい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

men's Pick Up