亜美ちゃんが指定した待ち合わせ場所は歌舞伎町入口脇のセブンイレブンの前。あらかじめお互いに服装を教え合っていたので、ほぼ約束の時間通りに合流成功。
び、微妙である。
やはりプリクラ補正がかなり強かった。原田知世には遠く及ばない。うーん、若いころの原田知世をかなり劣化させた感じだ。今の芸能人で例えると剛力彩芽といったところ。まぁ、見る人によっては可愛く見えるかもしれないが……。
だが、この春に高校を卒業したばかりの19歳だ。しかも、仲良くなれれば制服プレイも楽しめるかもしれない。気を取り直し、落胆している素振りを見せずにエスコート開始。
「ね、亜美ちゃん。高校出てからずっとプーしてるの?」
「うん、勉強嫌いだから専門にも行きたくなかったし」
「じゃ、まだ親と暮らしてるのかな?」
「うん。20歳になったらお水する予定だから、当分実家暮らしかなぁ」
「お、お水で働きたいんだ?」
「そう! ワタシ、普通のバイトとか絶対にできないし」
「へ、へぇ。そうなんだ」
なんとも頭の悪そうな娘だ。だが、行きずりのSEXに偏差値は関係ナッシング。それにこういう娘のほうが後腐れなく遊べるというもの。そうこうしているうちにホテルへ到着。彼女との相性を計りかねた筆者は、いつもより安めのホテルを選んだ格好だ。
部屋に入りまず一服する筆者。すると、「喉乾いちゃったから何か飲んでいいですか?」と冷蔵庫を開けながら亜美ちゃんが訪ねてきた。まさかここでダメとは言えない。「うん。好きなの飲んでいいよ」と答えるしかない。
ペットボトルのウーロン茶を選んだ亜美ちゃん。筆者に礼も言わず、ソファーの上であぐらをかいて飲み始める。短めのスカートから白い下着が見えているのも構わずにだ。
間を持たせるため、そして場を盛り上げるために覚悟を決めておしゃべり開始。
「それにしても亜美ちゃん可愛いね。さっきから気になってたんだけど、芸能人の誰かに似てるって言われない?」
「んー、たまに剛力彩芽って言われるかな。でもあんなブスに似てるって言われても全然嬉しくないし」
何を言ってるんだこの女は? だが、調子を合わせるしかない。
「そ、そうだよね。剛力というより上戸彩に似てるんじゃない?」
我ながら無理があるなと思いつつ、そう振ってみた。
「え! ホントに! そう言われたの今日で2回目。嬉しいかもぉ」
「うん。目の辺りとか全体の可愛らしい感じが似てるよ」
「うわぁ、嬉しい!」
ふぅ。なんとか事なきを得た。いきなり「剛力彩芽に似てるね」と言っていたら地雷を踏むところだったようだ。こうしてとりあえず亜美ちゃんのご機嫌をとることに成功。そして別々にシャワーを浴びた後、ベッドインの運びとなった。