意外と多い!? 血のつながらない近親相姦経験者

 男性で、「生まれてこのかた一度もAVを観たことがない」という人は、おそらくいないだろう。というくらい、AVは現代人の生活に密着している。もちろん、観る頻度やジャンルに関しては個人差があるだろう。しょっちゅう観る人もいるだろうし、たまにしか観ない人もいるはずだ。ジャンルに関しても、レズ物・SM物・人妻物など、人それぞれ好みが分かれるところ。その中でも、近親相姦を題材にした作品の愛好家だという人も少なくない。

 近親相姦AVが好まれる理由は、なんといってもタブー感が強いからだろう。「カリギュラ効果」という心理をご存知だろうか? 人間とは、禁止されている行為に対して、かえって興味をそそられてしまう生き物である。『カリギュラ』とは、1980年公開のアメリカ映画。ローマ帝国皇帝・カリギュラの人生を描いた歴史大作なのだが、強姦シーンや巨大芝刈り機を使った残虐な処刑シーンなど、あまりにもハードな場面が多かったため、一部地域で公開禁止になった。公開禁止となったことが、かえって人々の関心を煽り、公開禁止地域の住人は、わざわざ遠方の映画館まで足を運んだという。近親相姦AVを観る人は、タブーとされている行為を覗いてみたいという願望が強いのだろう。

 近親相姦が何故タブーなのかという点は、あえて語るまでもないだろう。近親相姦によって産まれてくる子どもに、先天性の遺伝的リスクが高まるというのが一番の理由。奇形児・精神疾患・虚弱体質などの障害が発生することもあるので、近親婚は法律でも認められていない。

 現実では認められていないからこそ、AVのシチュエーションとしては人気の高い近親相姦設定。特に最近は、「妹キャラ」の流行で、兄と妹という関係性がウケているようだ。また、熟女ブームが後押ししてか「母と息子」という設定も多く見られる。

 しかしそれらは、あくまでもフィクションであって、現実に近親相姦経験がある人は滅多にいないだろう。だが、血のつながらない身内とのセックス経験がある人は、少なからず存在するようだ。要するに、「義理の姉」「義理の妹」とのセックスである。

 まずは、「結果的に、妻の妹と肉体関係を持ってしまった」というA氏(20代・北陸在住)。女友達(20代・会社員)から妹(10代・大学生)を紹介され、軽いノリで連絡先を交換。その後、たまたま同じ飲み会で再会し、その場の雰囲気でなんとなくホテルに誘いカラダの関係を持った。女性側は処女だったとのこと。彼女とは一回きりで終わったが、数カ月後に姉のほうと真剣交際がスタートし、結婚に至る。つまり、結婚前とはいえ、妻の妹とセックス経験があるということになるのだ。妻には言っていないし、言うつもりもないという。当然だろう。妹とは、時々顔を合わせることもあるようだが、お互い「なかったこと」にしているようだ。

 妻の母親と継続的なセックス関係があると語るのはB氏(30代・東京都在住)。運転免許を持っていない義母(50代)から、買い物の際にクルマを出してほしいと頼まれることは多々あったが、その際に金を無心されたのがきっかけとのこと。借金グセがついてはいけないと思い、冗談で見返りセックスを求めたところ、義母もまんざらではなかったという経緯。借金の返済が終わってからも、肉体関係がズルズルと続いてしまっている。理由は、「妻には求められないようなハードなプレイも要求できる」という点。カラダの相性が良かったということだろうか? ハードプレイがしたいだけなら、専門の風俗店に行けば済むこと。にもかかわらず、義母との関係がやめられないのは、やはりタブーを犯しているということが興奮材料になっているのかもしれない。

 C氏(40代・首都圏在住)は、兄嫁とのセックス経験があるという。兄夫婦が近所に住んでいることから、ちょくちょく遊びに行くこともあったそうだが、自分よりも若い義姉(30代)に、前々から性的魅力を感じていたとのこと。最初のうちは、パンチラを視姦したり、タンスから下着を拝借して自宅でのオナニーでオカズにしたり、という程度だったが、次第に想いがエスカレート。兄の不在時にセックスを求めてしまった。特別に変わったプレイをしたわけではないが、通常のセックスでは感じられないほど興奮したようだ。

 今回ご紹介した3パターンは、どれも血のつながりのある相手とのセックスではない。だからといって、それが許されるかというと、倫理的にはタブーである。浮気というものは、ただでさえもバレると面倒なものなのに、それが身内ともなると、面倒どころの騒ぎではない。夏休みシーズンで、久しぶりに顔を合わせる親類にムラムラしたとしても、その欲情は脳内だけにとどめ、近親相姦AVで発散させるのが無難だろう。
(文=菊池 美佳子)

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