すべて演出? 前田敦子「AKB劇場で卒業決定」で予想される混乱

kimihabokuda.jpg※イメージ画像:『君は僕だ [Act.1]』キングレコード

 AKB48の前田敦子(20)が、今夏に予定される東京ドーム公演と、翌日の東京・秋葉原にあるAKB48劇場での公演を最後に卒業することが発表された。総合プロデューサーの秋元康氏(56)が、交流サイト「Google+」で公表した。「先日、久しぶりに前田敦子とミーティングした」と明かした秋元氏は「東京ドームのコンサートと翌日のAKB劇場の公演をもって卒業することになりました」と記しており、詳しい日程は後日発表となる。

 前田は卒業発表後に「東京ドームは、グループみんなの夢の舞台。私個人の場にしちゃいけない。それよりもAKB48劇場で卒業した方がいい」とコメントしており、彼女の希望が聞き入れられた形だ。

 既報『AKB48前田敦子卒業宣言に「最後はドームじゃなく劇場で」の声』でも取り上げたように、ファンからも劇場公演で卒業してほしいという声が多く聞こえていた。押しも押されぬスターとなった前田が「AKBのあっちゃん」として卒業するため、劇場公演をラストの舞台に選んだことは感慨深い。

 だが、その一方で心配の声も上がっている。AKB48劇場は定員250名という小規模な劇場であり、このプラチナチケットの争奪戦は熾烈を極めるだろう。しかも、AKBとしての前田の最後の姿を見ようとチケットのないファンも劇場付近に押し寄せることが予想され、近隣の交通などに混乱を生む可能性が高い。

「運営側としては、秋葉原が大混乱になることは計算済みでしょう。騒動になることで、AKBのブランド力や前田の人気を印象付けることができる。地元商店街や警察への根回しさえしておけば、責任を追及されるようなこともない。AKB劇場に入れないファンが大多数ですから、ドーム公演の客入りにも影響しない。これ以上ないほどの完璧な卒業プランだと思いますよ」(芸能関係者)

 近隣の大混乱すら、前田卒業の“演出”にしてしまう運営側の戦略には恐れ入る。今回の“卒業ビジネス”が成功すれば、後に続くメンバーも続出するだろう。AKBの生き残り戦略は、前田の卒業を契機に第二ステージに突入するようだ。

「運営側はドーム公演で更なるサプライズを用意している。AKBの今までの形態が覆されるような、思い切った計画を発表するようです。終焉に向かっているといわれたAKB人気ですが、これがうまくいけば夏のドームを境に再び上昇に転じる可能性もある」(前同)

 AKBがビッグビジネスと化したために、様々な思惑が交錯している前田の卒業。ファンとしては素直にお疲れ様がいえる環境で彼女の卒業と今後に声援を送りたいところだが、そうもいかないようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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チームA以外のメンバーも立ち会えないのかな?

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