指入れオナニーは小数派!? 女のオナニーの実態について

※イメージ画像 photo by lolita_nm2 from flickr

 男性には、「自分の遺伝子をより多く残したい」という本能があるため、「色々な女性とセックスしたい」と思ってしまうのは自然なこと、という説がある。では、色々な女性……つまりカノジョやセックスフレンド以外の新規女性とセックスしたくなったら、世の男性たちは、どのような行動をとるものなのだろうか? 

 最近では、SNSやTwitterなどのインターネットツールを駆使した、いわゆる「ネットナンパ」が主流になりつつある。しかし、クラブナンパや路上ナンパをメインに活動している男性たちは、ネットナンパはハイリスクである、と主張する。理由は、言わずもがな、「顔がわからない」という点だ。

 ネットナンパ派からは、「事前に顔写真を交換しておけば問題ないだろう!」という反論が挙がるだろう。しかし、そういった際に送るのは、ほとんどの人が「奇跡の一枚」であるため、直接会ったらガッカリ、ということもあるはずだ。そう考えると、クラブや路上でのナンパには、声をかける前から相手の顔を確認できるというメリットがある。

 だが、クラブ・路上ナンパでも見破れない部分はある。相手の性器だ。声をかけた相手が、いかに絶世の美女だろうと、ホテルに入って彼女のパンティを脱がせるまでは、性器は秘密のヴェールで覆われている。それが楽しみである、という反面、「顔も綺麗なら性器も綺麗なハズ」と思って広げた相手の膣が恥垢まみれで、いっきに萎えたという経験をした男性も少なくないだろう。

 それにしても、何故あんなにも恥垢が溜まるものなのだろうか? その原因の一つに、「膣をきちんと洗っていない女性が多い」という理由が挙げられる。

 むろん、女性の膣には自浄作用があるため、必要以上にゴシゴシ洗う必要はないと言われている。「石けんやボディソープは不要である」という説のほかにも、「ビデの使用も控えるべき」と唱える専門家もいる。とはいえ、最低限のケアはして頂きたいというのが正直なところ。小陰唇のヒダ等に恥垢がビッシリ……というのは、ご勘弁である。

 女性器の正しい洗い方……陰唇の溝の部分をしっかりと広げ、洗い流す。たったこれだけの単純作業であるが、性器が体の外に飛び出た構造の男性と違って、女性の場合はトイレに行った際も己の性器を目にすることがないため、どういう状態であるかをきちんと認識している人が少ないのだ。

 「己の性器を把握していない」という点に関していえば、膣に指を入れたことがないという女性も存在する。といっても、彼女たちは決して処女ではない。セックスの前戯で、男性に指マンを施されるのは大好きだし、もちろんペニスの挿入経験もある。にもかかわらず、膣に指を入れないとはどういうことなのか? 

 答えはごく単純で、「自分で指を入れるのが怖い」とのこと。よって、生理の際も、タンポンではなくナプキンで対処しているという。また、セックスの騎乗位でも、自分でペニスを入れるのは苦手との声があがった。騎乗位での挿入は、男性がアシストすることも可能だが、ではオナニーはどうしているのだろう? 

 女性のオナニー法についてリサーチしたところ、膣派はごく少数で、ほとんどの者がクリトリスで行なっているようだ。なるほど、クリトリスなら指入れナシでも快感を得ることは可能である。ほか、机の角に股間を擦りつけたり、クッションや枕を股で挟み腰を動かすなど、オナニーにおいて膣を使わない女性は意外に多かった。アダルトビデオでのオナニーシーンといえば、ほとんどが指入れメインであるが、実際には違うということになる。アダルトビデオはエンターテイメントであって、現実とは違うとわかってはいても、女性のオナニーに夢を馳せたいオトコとしては少々がっかりである。

 もちろん、指入れオナニーをする女性がいないというわけではない。指を入れてなんぼという女性もいれば、指どころかバイブレーターまで用いるという女性もいる。いずれにせよ、オナニーは秘めごとなのだから、他者が「外陰部だけではなく、指入れせよ!」と強要するわけにもいかないが、恥垢が溜まらない程度に、己の性器と向き合っていただきたいものだ。
(文=菊池 美佳子)

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