日テレvsフジ視聴率戦争のキーパーソンはあのちょいエロ女子アナ!?

 衝撃的なコンドーム写真の流出で日本テレビを退社してから1年、夏目三久がフリーアナウンサーとして古巣に戻ってくる。26日発売の「週刊実話」(日本ジャーナル出版)によれば、夏目は4月からの『笑う! アメカン』の司会に抜擢され、お笑いコンビの雨上がり決死隊と共に番組の顔となるようだ。

 夏目のフリー転身後の活動といえば『シルシルミシル』(テレビ朝日系)や『はなまるマーケット』(TBS系)にゲスト出演しているものの、レギュラー番組は『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)のみ。しかし、同番組は深夜にもかかわらず視聴率6%台を記録。昨年10月には23時台に昇格し、平均視聴率は8%前後で2ケタを叩き出す時もあるという。今テレビ界では、夏目はレギュラー番組こそ少ないが、数字を持っている数少ないフリーアナとして「無冠の女王」と呼ばれているようだ。

 当然、各局ともその存在は気になるところだろう。昨年、年間視聴率3冠に輝いた日本テレビと7年間続いた王座を奪われたフジテレビの動きは特に注目される。奪回が至上命令のフジテレビは『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)にぶつける形で高島彩を起用した昼帯の番組を用意するなど、両者はバチバチに火花を散らしているのだ。その2強争いでキーパーソンになるのが夏目だと、芸能関係者は指摘する。

「スキャンダルで一度は追い出したともいえる社員を再び迎え入れなければならないのは上層部としては屈辱的でしょうが、日テレもなりふりかまっていられないという姿勢が見え隠れします。夏目に加えてエースの西尾由佳理や森麻季が去った日テレの女子アナは層が薄く、目立つ存在は葉山エレーヌくらいですからね。その葉山にしても男性関係での爆弾をかかえていますから」

 日テレにとって夏目は最高の切り札となったというわけだが、ライバルのフジテレビの状況についてはこう続ける。

「夏目の存在はフジテレビにとってもチャンスのはず。”カトパン”こと加藤綾子や生野陽子、平井理央など女子アナ王国のフジにフリーとはいえ夏目が加われば、まさに鬼に金棒。最強の布陣が完成しますからね。本人の希望と合致するような番組やより大きな役割などを用意してフジ初登場となれば、日テレの鼻を明かすことになるし、数字もついてくるとしたらウハウハでしょう」

 水面下では激しい夏目争奪戦が繰り広げられているのかもしれないが、「週刊実話」の記事では、夏目のキャスティングが一筋縄ではいかない理由にも触れている。

 夏目は芸能プロに所属していないため、アポイントを取るだけでも至難の業であること。さらに、父親が創業したネット企業「イー・ガーディアン」が2010年に上場し、株価が急騰。夏目は2万4,000株を保有しており、資産は少なくとも1億円以上あるといわれている。そのため、焦ってガツガツと仕事を入れる必要もなく、気に入った仕事しか受けないというのだ。

 夏目はフリー転身後初のゴールデン番組を古巣の日本テレビで持つという皮肉な結果になるが、彼女を干した当時の上司たちはすでに左遷され、彼女自身も日テレや同期に対してまったく恨みはないとされている。なじみのある日テレをベースにマイペースに仕事をしていくのか、それともフジテレビにもフィールドを広げ”持ってる”女子アナとしてその存在感を発揮するのか。視聴率戦争で白熱するテレビ界と群雄割拠の女子アナ界の中で、夏目は一躍台風の目になりそうだ。
(文=小嶋トモユキ)

『ベスト・ヒット!日テレ55』

 
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