イケメンが苦手な女性の本音とは!?

 ヤリチン男性に、「多くの女性とセックスするコツは?」と訊ねると、「アプローチは、身の丈に合った女性に的を絞ること」「分をわきまえ、高嶺の花には声をかけない」という答えが返ってきた。なるほど、確かに「選り好みしない」ということは大切かもしれない。これは、セックスに限らず、例えば仕事探しなどにも同じことが言えるだろう。……ということは、百も承知だが、やはりオトコとしては、せっかくセックスするのなら、美人としたいものだ。

 そもそもオトコとは、視覚から興奮を得る割合が非常に高い生き物だ。これには、原始時代の男性は狩猟を担当していたため、広大な草原で獲物を見つけるために視覚が発達し、その遺伝子が現代人まで受け継がれているのではないか、という説がある。そのため、オトコがメンクイなのは本能といっても過言ではないくらいだ。

 では、女性たちはどうなのだろう? 女性誌の「抱かれたい男ランキング」などを見ると、上位にランクインしているのは、みな容姿端麗な男性ばかり。逆に、「抱かれたくない男ランキング」は、ブサイクを売りにしている芸人などが名を連ねている。こういった結果を目にすると、「オンナはどうせイケメンが好きなのだろう!」と、いじけた気分になってしまいがちだが、これはあくまでも芸能人を対象にしたアンケートである。一般男性に対しては、また違った見方をしているようだ。

 「イケメンは苦手」という女性は、意外と多い。もちろん、芸能人は別である。しかし、芸能人はあくまでも「遠くから眺める」という感覚。一般男性のイケメンに関しては、まず「一緒に歩きたくない」という声が挙がった。女性は、男性に比べて、「周囲からどう見られているのか」ということに重点を置く傾向が強いのかもしれない。

 また、「イケメンは、本人にその気がなくても、言い寄ってくる女性が多そうなので面倒」とのこと。確かに、交際が始まってから、ヤキモチを妬かされるのは心が休まらないのだろう。

 さらには、「男性の容姿には全くこだわりがない」という女性も存在する。そして、不思議なことに、男性の容姿を気にしない女性は、美人であることが多い。自分自身が既に、「容姿が人並み以上」という特性を持っていると、相手の容姿にはこだわらなくなるのかもしれない。

 そして、美人は「高嶺の花」と敬遠されがちなためか、意外とセックス機会が少ないという。しかし、美人とて性欲は溜まるはずだ。もしかすると、男性からアプローチされるのを、股間を熱くしながら待っているかもしれない。そう考えると、「俺なんか相手にするわけがない」と決めつけずに、当たって砕けろの精神でアタックしてみては如何だろうか? 

 余談だが、「ブサメンが好み!」という女性もいた。きっかけはAVだったという。美少女が、ブサイク役の男優と交わっているのを見た時、かつてない興奮を覚えたのだそう。美男美女のAVでも、ブサメン・不美人同士のAVでもなく、美人女優とブサイク男優という組み合わせに萌え、自分自身も同じシチュエーションでセックスしたいと望むようになったのだとか。つまり、自分自身を美人と位置づけているのか? とツッコミたくもなったが、ブサメン男性にとっては悪い話ではない。そう考えると、今後「美人女優とブサイク男優」のAVが増えてくれることを期待したいものだ。
(文=菊池 美佳子)

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