容姿もトークもダメな男が使うべき最後の手段とは?

※イメージ画像:『ブサヤリ―ブサイクがかわいい女とヤる技術』
著:横山 建/主婦の友社

 見た目はイマイチ、トークもイマイチ、いったい俺はどうすればモテるんだろう……と、悩んでいる男性もいるはず。みずから股間に向かって「いつも俺の右手でごめんな」と語りかける夜もあるだろう。筆者トビタもその一人。その代わり、精一杯の右手テクで奉仕しているつもりだ。しかし、いくら右手の動きが進化したところで、やっぱり願うのは本物女性との情事。男たるもの、やっぱりモテたい。

 そこで提案したい最後の手段がある。それは容姿を磨くことでもトークを鍛えることでもない。女の子に「自分はモテる男」と思わせることだ。とにかく相手に「へえ、この人モテるんだ」と勘違いさせる。それだけでシコシコ右手(人によっては左手)の使用頻度はグッと減るかもしれない。

 恋愛における第一印象の重要性は、もはや語りつくされている。見た目の好み、さらにはトークの雰囲気など、初対面で女の子が得た印象はその後の方向性をほぼ決める。最初に「恋愛対象」と認定されれば望みアリだし、「この人は友達レベルだな」となれば戦いは厳しい。しかし、見た目がダメでトークもハネない場合でも、もし女の子に「この人モテるんだ」と思わせたらどうだろう。印象はわずかに変わるのではないだろうか。そして女の子は「なぜモテるのか」気にし出す。男の魅力、モテる理由を探し出す。

 男女が異性を評価する要素は、もちろん容姿や性格だけではない。たとえば男なら女の子が巨乳だったり、乳首がポッチしていると惹かれるし、逆に女の子は、男の経済力やステータスで惹かれることもある。そのステータスにかかわるのがモテ度。どんなに顔がアレでも、どんなにトークがアレでも、「女の子にモテている」というステータスは貴重で、カッコ良くてもほとんど女性経験のない男よりは、なぜだかまったく分からないがモテている男に女の子が近寄るケースは多い。

 ではどうやって相手に「モテる男」だと思わせるか。手っ取り早いのは「俺はモテる」という情報を伝えてしまうことだが、もちろんあからさまに言うのはダメ。単なる勘違い野郎になってしまう。あくまでさりげなさが必要だ。

 たとえば合コンなら、他の男から伝えてもらうのが確実。「どんなタイプが好きなの?」と女の子に聞かれて「黒髪で地味な和風美人」と答えたら、すかさず友人Aが「ウソつけ! 前は派手な子と付き合ってたじゃんか」とクギを刺す。すると友人Bが「あ、でもその前の子は確かに和風だったんじゃない? ほら、1年くらい前の」と続く。これで1年の間に2人と付き合っていることになる。ややわざとらしい気もするが、「こいつモテるよ」とあからさまにいってもらうよりは、効果的ではないだろうか。

 問題は、1対1で会ったときに、どうモテる情報をひけらかすか。もし恋愛トークになったら、必ず元カノ2人分の実例を挙げよう。例えば「付き合うと長い方?」という質問には、「うーん、前は1年半付き合ってたけど、その前は3カ月で終わった」とか、女の子が「私はお金が掛かってなくても、気持ちのこもったプレゼントならうれしいな」といったら、「俺も最初の彼女が作ってくれた料理が一番思い出に残ってるな。ブランド物とかくれた子もいるけど、オリジナル感には欠けるかも」なんてうそぶいてみる。とにかく実例を2人分出すのだ。いくつかの質問にすべて2人分の実例を挙げれば、男の背後には自然と複数の元カノが浮かび上がる。架空の話をとっさに出せるか不安な人もいるだろうが、実体験のものが1つあったら、それと真逆の作り話を1つ同時に話すようにすればいい。

 しかしトークは生き物。どんな流れになるか予測がつかないから、他にもいくつか手を打つ必要がある。まずは「俺はモテないよ、本当にモテない」と女の子に宣言しよう。「だろうね」とアッサリ納得してしまう危険もあるが、しかし堂々とモテないアピールをするのは余裕のある証拠。なかには「自信がある(本当はモテる)からいえるんだ」とわざわざ深読みしてくれる子がいるかも。

 2つ目は、なるべくデートの後に別のアポを入れておくこと。女の子との約束がベストだが、ダメなら男友達でもいい。そしてデート中盤で「俺、この後ちょっと予定があるだ」といっておく。予定が多い(=友達が多い)印象を与えるだけでも、わずかながらモテる印象に繋がるし、何より「ここで勝負しなくてもいい」という余裕ができる。この余裕こそ、モテてる感に繋がるのだ。これはナンパ界の定説で”恐怖のモテ連鎖”とも呼ばれる。つまり、モテてる人は余裕があるからさらにモテるし、モテない人はがっつくから余計モテない。これを利用しよう。

 ちなみに、余裕を手に入れる究極の方法は、デート前オナニーだ。会う直前にやるとモヤシみたいな精神状態になるので注意が必要だが、これは余裕が体内からにじみ出る最後の手段。相手の女性に「この人モテるから私じゃもの足りないのかな?」と思わせたら、望みアリだ。
(文=トビタシンイチ/ブログ「トビタシンイチのエロ探検記」

トビタシンイチ(とびた・しんいち)
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。

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