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生き残るのは誰だ!

紳助引退で本格化してきた芸人界の大改革! 未来の大御所徹底検証!!


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※画像は左上より時計回りに『安全第二』『本人vol.11』『志村流―金・ビジネス・人生の成功哲学』
『クイック・ジャパン88』『Kitano par Kitano 北野武による「たけし」』
『ダウンタウンDX PRESENTS 食べたい!スターのお気に入り』より

 1980年代から30年以上に渡り芸能界に君臨してきた現在の大御所芸人たち。永遠に続くかと思われた彼らの活躍も、ここに来てかげりが見え始めてきた。2011年秋の番組改編時、全国放送のキー局で新番組を開始した大御所は、わずかにダウンタウンの2人だけ。既存番組のリニューアルという形で『ジャパーン47chスーパー!』(TBS系)をスタートした浜田雅功と、コント番組『MHK』(NHK)を始める松本人志といった具合だ。もちろん、引退した島田紳助以外の大御所芸人たちは、自分たちの番組をしっかりと死守している。彼らの衰退を語るには時期尚早かもしれない。しかし、いずれやってくることの確実な芸人界の大改革。それは時間の流れのように緩やかにやってくる。今回の記事では、いつの間にか今の大御所たちの立ち位置にいるであろう芸人たちを一足先に検証したい。


【ビートたけし】
1980年代初頭に巻き起こったMANZAIブームを経て、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)で活躍。たけし軍団創設以降、名実共に芸能界のトップとして君臨。そんなたけしの跡を継ぐのは、デビュー当時から、その毒舌&社会風刺漫才がツービートの再来と言われた爆笑問題ではないだろうか。文学や政治、それにアカデミックな話題にも明るい太田光は、今もっともビートたけしの椅子に近い人物と言えるだろう。

【明石家さんま】
あらゆるテレビ評論家から日本のバラエティー史におけるMVPと評されるさんま。生まれながらの芸人である彼は、あらゆるトークを仕切り次々と笑いを生み出す。その並外れた破壊力と強引さを受け継いでいる芸人といえば千原ジュニアではないか。さんまほどの好感度があるかどうかは疑わしいが、俳優やアイドルなどの面白くもないエピソードトークを拾い上げ、笑えるものにする術は確かといえる。

【タモリ】
山下洋輔や赤塚不二夫によって見出され、テレビの世界にやってきた「面白い人間」であるタモリを芸人と呼んでいいのかどうかは難しい問題。しかし、彼が日本のバラエティー界で長きに渡り活躍してきたのは紛れもない事実。そんなタモリの跡を継ぐのはSMAPの中居正広だろう。ダイノジの大谷ノブ彦曰く「日本芸能界の最高傑作」という中居。芸人でもタレントでもなく、ただのタモリでいることによって人気を得たタモリと、歌ヘタを自認し、アイドルから見事に脱皮した、もはや中居でしかない中居は、どのジャンルの人々とも渡り合えるエンターテイナーとして共通する。

【島田紳助】
上岡龍太郎の言った「素人をイジるならさんま。芸能人なら紳助」という言葉は、素人をねじ伏せ、番組の進行とは関係なく笑いを生み出すさんまの破壊力と、プロを導き番組を滞りなく進める紳助の統率力を評してのことだろう。そんな紳助の統率力を受け継ぐのは、抜群の安定感であらゆる大型特番の司会をこなす今田耕司ではないか。紳助の『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)を受け継いだという実績に加え、『オールスター感謝祭』(TBS系)では総合司会の1番バッターを担当した今田の統率力はすでに実証済みだ。

【志村けん】
本人が指名する「志村けん2世」はナインティナインの岡村隆史ということだが、ここでは、あえてタカアンドトシを継承者として挙げたい。理由はいくつかあるが、その最大のものは「コメディアン」としての態度。最近の岡村には、意図的にネットユーザーを批判したりという、どこか棘のあるところがある。彼の態度が悪いというのではないが、志村けんのような万人に愛されるコメディアンになるには、やはりそういった棘は表に出さないほうが懸命だ。その点、現在の中堅若手クラスの芸人の中で抜群の好感度を誇るタカトシには目立った棘がない。また、大御所になるにつれて、どうしても漂ってしまう権力臭のようなものをまったく感じさせないのが両者の共通点といえる。

【所ジョージ】
所ジョージを語るのに必要なキーワードは多い。それでもあえて抜粋するなら「多趣味」「好感度」「センス」といったところではないか。そして、それらのキーワードにもっとも合致するのが山口智充だ。NHKでの番組司会をこなし、CMにも多数出演する山口に好感度があるのは疑いようがない。『にじいろジーン』(フジテレビ系)で見せる多彩な趣味と、何でもこなすセンスは、所のそれに匹敵するといえる。

【とんねるず】
1980年代、若者のカリスマとして君臨したとんねるず。彼らの特徴は純粋なお笑いとしてのネタというより企画といえるだろう。『ねるとん紅鯨団』(フジテレビ系)しかり、「食わず嫌い」しかり、最近では「細かすぎて伝わらないモノマネ」など、とんねるずは各時代で名物企画を送り出してきた。そんな彼らと同じような特徴を持つのがロンドンブーツ1号2号だろう。「ガサ入れ」で頭角を現した若手芸人は、「マジックメール」や「格付け」という人気企画を生み出し続けている。

【ダウンタウン】
日本のバラエティー史を前後に分けるとしたら、それは間違いなく「ダウンタウン以降とそれ以前」ということになる。つまり今活躍している芸人のほとんどが彼らの影響下にあるということだ。そんな彼らの跡を継ぐのは難しい。それでもあえて名前を挙げるとすればくりぃむしちゅーではないだろうか。芸人全体のレベルアップで、今やボケもツッコミも両方できないと売れることのできない時代。そんな時代で、あくまでもボケとツッコミという役割を明確にしているのがダウンタウン。くりぃむしちゅーの2人もまた同じスタンスで取り組んでいるといえる。

【ウッチャンナンチャン】
とんねるずやダウンタウンと共に一時代を築きながらも、どこか影の薄い大御所ウッチャンナンチャン。芸人特有のガツガツした雰囲気がないのがその理由といえるだろう。そんな彼らの空気に一番似ているのがさまぁ~ずではないか。彼らに共通する「ゆるさ」は、根強いファンを獲得し、爆発力に欠けながらも長期的な活躍を続けることだろう。


 以上、現在の大御所芸人の椅子を継承するであろう芸人たちを挙げてきた。もちろん異論も多いだろう。大御所のピックアップ自体に反論する声もあるかもしれない。しかし、上記した9名は、テレビバラエティーの創世記に活躍していた芸人たち(初期ドリフターズや萩本欽一や桂三枝や横山やすし・西川きよしなど)に引導を渡し、新しい笑いを生み出すことによって現在の大御所に上り詰めた人々といえる。
 
 彼らの登場以前、テレビバラエティーは「お茶の間」に向けられていた。それを彼らは「若者」に向けた。「お茶の間」に向けられていた笑いと「若者」に向けられた笑いが根本的に違うことは明白だろう。いわば彼らはテレビバラエティーに革命を起こし、前時代の覇者を過去のものに追いやった人々なのだ。しかし、今の若手中堅芸人は、そんな彼らの生み出した笑いの延長線上にいる。テレビという枠が限られている以上、若手が大御所たちの跡を継がざるを得ないのは自然のことといえる。誰が誰の後継者かなんていう問題は野暮かもしれないが、人は老いるし地上波テレビの電波は増えない。いずれ今の大御所芸人はテレビバラエティーから去るのだ。その空いた席には上記した人々がやってくるだろう。

 だが、そうした継承は新しい笑いが生まれないという前提ともいえる。テレビバラエティーにとって、これは少し寂しい問題かもしれない。そこで最後に挙げたいのが、上記した面々以外で、大御所に上り詰めるかもしれないという可能性を秘めた芸人たち。

 まず、その筆頭なのが劇団ひとりではないか。『ゴッドタン』(テレビ東京系)で見せる彼のお笑いに対する情熱は、いずれの大御所たちのものとも違う。明らかに熱いのだ。そんな彼には新しい笑いという可能性を感じる。そして有吉弘行。お決まりやバラエティーの常識というものを極度に嫌い、ウラ舞台をさらけ出す彼の笑いも現在のバラエティー界では異質といえる。今の彼の人気が継続すれば、いずれ大業を成し遂げるのではないか。また、ブラックマヨネーズ・サンドウィッチマン・フットボールアワー・アンタッチャブルといったM-1出身組で、「ツッコミ先行」という新しい笑いを開拓した芸人たちにも大きな期待を寄せたい。そして最後に、「ノリボケ」という新境地を発掘したハライチには最大限のエールを送りたい。多くの先輩芸人に埋もれることなく、自分たちの笑いを追及することに徹底できれば、やがて時代を変える力を発揮するだろう。上記した継承者候補ではなく、これらの芸人たちが大きく飛躍するようであれば、テレビはもっと面白くなるのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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