モロゾフ「わたしは美姫とはやってない」の真意は?

 10月1日に開催されたフィギュアスケートの日本、北米、欧州による3地域対抗団体戦、ジャパン・オープン。今年4月の世界選手権・モスクワ大会で一位に輝いた安藤美姫が、あろうことか最下位となってしまった。7つのジャンプは全て失敗し、先の大会での輝かしい姿がウソのようである。同日、今季の残り完全欠場を表明した。14年のソチ五輪を目指すのか、プロへの転向か、じっくり考えて答えを出すと見られている。

 今回の安藤の不調は、かねてより熱愛がウワサされていたコーチ、ニコライ・モロゾフ氏との破局が原因ではないかと囁かれているが、これについて27日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、モロゾフ氏に直撃インタビューし、”コーチと教え子の熱愛”の真偽について尋ねている。

 現在、モスクワでコーチ業を続けているモロゾフ氏、4月の世界選手権を終え、6月以降は安藤と会っていなかったというが、ジャパン・オープンの2週間前に突然「コーチして欲しい」と連絡が来たという。それほどトレーニングは必要ないだろうと判断したモロゾフ氏はその旨を伝えたが、安藤からは「ノー、ノー、あなたのところに行きたいの。あなたとスケートがしたい」とせがまれたという。

 また日本で再三報じられた2人の熱愛については、「僕と彼女はロマンティックな恋人関係だったことはありませんよ。僕たちはあくまでコーチと教え子でした」と完全否定。ジャパン・オープン直前に「あなたとスケートがしたい」と懇願した安藤についても、「何度もコンペで優勝に導いてきた僕のことを信頼しているからです。僕のことが『大好き』とか、そういうことではなくてね」と、あくまでもコーチと教え子としての信頼関係に基づくものだったと説明した。「美姫とのこと(熱愛報道)は作り話ばかりです。僕は日本語が読めないので、気にしていませんでしたけどね」と複数回、熱愛を否定している。

 しかし、このモロゾフ氏の言い分には、疑問が残る。フィギュア関係者による「2人は3年以上の付き合いだったが、今年5月の女子世界フィギュア選手権後しばらくしてから別れてしまった」という話もあり、またそれ以前も、2人の熱愛については折にふれて報じられてきたからである。5月には「去年、大会の会場で安藤が親近者にモロゾフ氏を紹介し『私、この人と結婚する』と笑顔を浮かべていた」と「アサヒ芸能」(徳間書店)が報じている。

 加えてモロゾフ氏の恋愛遍歴も見逃せない。35歳ながら3回の離婚歴があり、その相手は全員安藤と同じスケーター。さらに今回のインタビューでは現在の話として「最初の妻とよりを戻し、その娘と3人で暮らしている」と元サヤを激白。加えてそのお相手とは「今はコーチ業に専念したいので、再婚は考えていません」と自由恋愛を謳歌しているようだ。

「これまで安藤がメロメロになっていることや、スケートのためという大義名分で同じマンションに住んでいたことなど再三、報じられてきました。人生経験が浅い安藤が、同じマンションに住んでいる男性コーチを意識してしまうのは当然の流れでしょう。また、35歳でバツ3っていうのもすごいですが、これまでのお相手が安藤と同じスケーターそして教え子ということを考えても、モロゾフ氏にとって安藤は恋愛対象になりうる存在ですよね」(芸能ライター)

 このインタビュー記事では「僕がもっと長期間コーチしていたら順位は良かったと思う」「私がコーチするスケーターはみな上達している」と安藤や高橋大輔選手など、世界で活躍する日本人選手の名を挙げ、彼らの成長の影にモロゾフあり、とも取れるような、半ば自画自賛する部分も見受けられる。

 これまで日本において安藤との熱愛報道が大きく取りざたされ、バツ3という過去、教え子に手を出すキャラなど、熱愛報道とともにモロゾフ氏のマイナスなイメージも大きく広まるところとなってしまった。腕はいいが人間的に問題あり、とのイメージが広まれば日本での顧客(選手)獲得には足かせとなる。今回、インタビューで安藤との熱愛を何度も否定したのは、このイメージを払拭し、新たな教え子を獲得するための下準備、とも見ることができるのかもしれない。
(文=近藤チカゲ)

『キス・アンド・クライ』

 
そのキスは誰としたの?

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