※画像は『小倉優子 幸福論』よりタレントの小倉優子が7日、かねてより交際していたヘアメイクアーティストの「きくりん」こと菊地勲と入籍し、同日、都内で結婚報告会見を行った。
会見で語られたところによれば、プロポーズは1年前。「彼がケーキを買ってきてくれて、パッて（箱を）開けたら、ケーキに『結婚しよう』って、指輪がありました。で『お願いします』、みたいな」と、ミニのウエディング姿で登場した小倉は、左手薬指に2カラットのハリー・ウィンストンの指輪を光らせながら喜びいっぱいに語った。小倉と菊池氏は3年前、共通の友人を通じて知り合い、交際スタート。結婚時期については昨年11月から各メディアでたびたび報じられてきたが、ついに入籍を果たし、10日にはハワイでの挙式を予定しているという。
小倉といえばかつての所属事務所アヴィラとの契約解除を巡る問題がたびたび報じられてきた。09年5月、小倉からアヴィラに対して契約の解約通知書を送付、さらに昨年11月には契約終了確認通知書を送ったもののアヴィラはこれに応じず、民事訴訟に発展していたが、今年7月に裁判所が「同社との契約は昨年12月31日で終了している」という決定を下している。
しかしアヴィラ側はこれに屈するつもりはないようだ。9月16日には小倉の”ラスト”写真集と銘打たれた『幸福論』（講談社）が発売となったが、これについて講談社を相手取り、東京地裁に出版・販売禁止の仮処分を申請。また9月9日には小倉を相手取り、専属契約の確認を求める民事訴訟を東京地裁に起こしたことを公表している。前者の出版・販売禁止の仮処分については写真集発売前日である9月15日に、東京地裁がアヴィラの申し立てを却下しており、無事に発売の運びとなったが、後者の、小倉との契約関係については今後も何らかの動きがある可能性も残っている。小倉は8月にプラチナムプロダクションへの移籍も果たしており、今回ついに生涯の伴侶も得て、これからは公私ともに順風満帆といきたいところだが、アヴィラ側の動向が気にかかるところではあるだろう。実際、7日現在もアヴィラのホームページに所属タレントとして小倉の写真が掲載されている状況だ。
アヴィラとしては、これまで散々面倒を見てきたのに……という忸怩たる思いがあるのだろうが、事務所内にはすでに、ポスト小倉となりうる期待のタレントが存在している。
「ゆうこりんはかつて”こりん星”出身の”ももか姫”という設定で、とんちんかんな天然キャラとして売り出していましたが、天然という共通点で見れば、アヴィラには重盛さと美がいます。本人も自分がおバカキャラであることを認めてる通り、テレビでは笑いを誘う受け答えが目立ちますが、実際は本当に頭のいい子なんです。3～4年前だったか、まだテレビの露出もそれほど多くはない時期に行われたサイン会では、参加したファンの名前だけでなくハンドルネーム、居住地、仕事まで完全に記憶してました。アイドルなどに自身の存在を覚えてもらうことに喜びを見出す、”認識厨”にはたまらないものがあると思います。それになにより、スタッフにも、ファンの前と同じような態度で裏表がない。ハキハキしていて元気をもらえる、アイドルのあるべき姿を見ましたね」（芸能ライター）
昨年には『めちゃめちゃイケてるッ！』（フジテレビ系）の新レギュラーの座も獲得しており、今後ますますそのキャラクターと持ち前の細やかさを武器に活躍していくことだろう。このように、アヴィラ内に稼ぎ頭となりうる後輩が立派に成長していることを見れば、小倉との契約関係を巡る問題に今後も固執し続けることは、アヴィラにとって企業イメージの低下を招くばかりでなくタレント育成に集中する時間さえ奪われる結果となり、もはやマイナス面のほうが大きいともいえる。一度は裁判所が契約終了と判断したことも考えれば、勝ち目の少ない戦いであることも否めない。アヴィラは、そろそろこの問題に手を引く時期がきているのではないだろうか。
眞鍋はどうなっているのでしょ？
