酒井法子”女優復帰”は既定路線? 狙うは中国逆輸入タレントか

 2009年11月に覚せい剤取締法違反で懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けた元女優の酒井法子(40)。判決後、本人は”謹慎中”として、少なくとも執行猶予中は一切の芸能活動を行わない考えだったようだが、4月には中国へと渡り、麻薬撲滅PRイベントに出演。その後も東京ガールズコレクションin北京出演などが企画されていたという。これを芸能活動と見るむきもあるが、やはり本格復帰は執行猶予が終了してからを予定しているという。

 『女性自身』(光文社)によると、酒井が中国で発売されたファッション雑誌『COSMOPOLITAN』の7月号でインタビューを受けているそうだ。その中で、彼女は事件後の心境を告白するとともに、

若い頃は、美しく優しいヒロイン役がしたかった。
今は、より深い表現をできるような役に挑戦したい

 と、女優復帰が前提であるかのような発言をしたと伝えている。また、来年の12月には、後援会や前所属事務所の力添えで復帰ライブを行う予定もあると伝えられる。執行猶予後の復帰が確定であるかのような酒井だが、彼女は日本の芸能界に戻れるのだろうか?

「暴力団排除条例を施行する以前、警視庁が日本民間放送連盟(以下、民放連)に対し、「暴排条例に沿った対応を取るように」と通告しています。そのため日本では執行猶予が明けたとしても復帰するのは難しいでしょう。酒井が所持していたとされる覚せい剤の入手先は結局明らかにされていませんが、暴力団関係者から手に入れたとみる人も多数います。黒い関係と密接なかかわりを持っていた人を使おうというメディアは、どこにもありませんよ。一時はヌードになり映画で復帰するか、とも言われていましたが、それも無理なのでは」(芸能ライター)

 では、同じくウワサされていたAV出演の可能性はどうなのだろう。現在、アダルト業界には熟女ブームが到来しており、逮捕されたときさえ”美しい”と評判だった彼女ならば、相当の需要が見込めそうだ。以前、酒井と同じように覚せい剤の不法所持で逮捕された経歴を持つ、小向美奈子(26)も今月14日からデビューすることが決定しているため、可能性はありそうだが……。

「AVは難しいでしょう。以前、MUTEKIからデビューした国際派女優の島田陽子(58)のギャランティは3,000万円とも言われています。酒井はアイドルでデビューし女優へと転向し、そのすべてで成功を収めている超一流芸能人です。となれば、島田のギャランティを超える価格になることは必至です。熟女ブームとはいえ、さすがにそれほどの費用をかけて撮影するメーカーはないですよ。もちろん、出演するとなれば話題性は抜群ですし、作品単体の売上げというよりも、出演メーカーのイメージ戦略的な部分でもプラスかもしれませんがね」(AV業界関係者)

 そもそも、世間から存在を忘れられかけたようなタイミングで報じられる酒井の動向だが、そのほとんどは中国からであることが多い。ここにも何らかの理由が見え隠れする。

 酒井の逮捕時、中国の大手芸能ニュースサイトでは、「酒井法子吸毒(薬物吸引)事件」の特設コーナーが開設され、そこでアンケートが実施された。およそ6万人が回答したこのアンケートで、「酒井法子が薬物所持を認めたと知ったときの印象は?」という設問に対し、「清純派女優としてのイメージが失われてしまい、残念」との答えが、半数以上の 51.7%にのぼった。「ショック。彼女が薬を使うなんて信じられない」などといった反応は14.1%にすぎず、逮捕後バッシングへと変わった日本とは明らかに違うものだった。

「来年に迫った国交正常化40周年のために、SMAPやAKB48といったアイドルの人気をうまく利用し、人民の反日感情を少しでも緩和したいとする思惑が中国政府にはあります。犯罪を犯したとはいえ、いまだ根強い指示を得ている酒井に目を付け、日中友好の架け橋にしたいのではないでしょうか? 日本のメディアも、中国から友好の士として来る酒井を無視することはできませんからね。一挙両得という構図を描いているのでは?」(業界関係者)

 酒井の関係者たちは日本でも知名度がある彼女を中国から逆輸入の形でメディアに露出させ、復活をアピールさせる腹づもりなのかもしれない。執行猶予が明けるまで、1年以上ある酒井。彼女が復帰に向けてさらに手を打ってくるのだろうか。動向に注目したい。
(文=股介権三郎)

『贖罪』

 
みそぎは済んだ?

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