ハメ撮りプレイを拒むオンナに股を開かせる方法とは?

 白いご飯には何らかのオカズがあった方がいいように、マスターベーションにおいても、人間は何らかのオカズを必要とする。白いご飯のオカズがトンカツだったりハンバーグだったりするように、マスターベーションのオカズも、人それぞれさまざまな嗜好があるようだ。とはいえ、よほど特殊なフェティシズムを持った人以外は、おそらく大半の男性が、ヌード雑誌なりアダルトビデオなり、つまり「視覚」で興奮を得ているのではないだろうか。ここが、女性のマスターベーションとの一番の違いである。女性のマスターベーションは、思考で興奮を得る人が多いというのが一般的だ。つまり、何らかの脳内妄想で気分を高めている。男性からすると、「想像だけで興奮できるものなのか?」と疑問に思うかもしれないが、女性が「視覚から得る興奮」を重要視しないことの表れとして、男性の股間ばかりを収めたヌード雑誌などほとんど存在しないし、女性のノゾキ魔というのも聞いたことがない。

 男性はなぜ「視覚」から興奮を得るのだろうか。これには、人類がまだ狩猟生活を営んでいたころ、狩りを担当していた当時の男性たちは、獲物を見つけるための視覚が自ずと発達し、それが遺伝子として現代人まで受け継がれてきたのではないかという説がある。そういった視覚の影響が強いため、そこから興奮を得やすいのかもしれない。もしくは、ごく単純に「精子を出したい!」と瞬時に判断するには「視覚」を活用するのが一番手っ取り早いとも考えられる。

 もちろん、ひとくちに「男性は視覚で興奮する」とはいっても、好みには個人差があるだろう。そして、普段は各々の嗜好に合わせたヌード雑誌やアダルトビデオなどで性的興奮を得ていることと思うが、時には自分専用のオリジナルのズリネタが欲しくなることもあるのではないだろうか。とはいえ、出版社やAVメーカーにオーダーメイドで発注するとなると、多額の費用が発生してしまう。もっとも、個人からのそういった受注を受け付けているのか定かではないが。

 では、自分専用のオリジナルのズリネタをゲットする方法は、というとカノジョやセックスフレンドのハメ撮り写真がお手頃なのではないだろうか。携帯電話のカメラ機能でお手軽に撮影できる上、カメラマン気分も味わえ、そしてカノジョやセックスフレンドと会えないときのオカズにもなる。

 だが、たいていの女性はカメラを向けられることをイヤがる。もっとも、「はい、悦んで!」とおっぴろげられても情緒に欠けるが、頑なに拒否されハメ撮りを断念したという経験をお持ちの男性もいるだろう。インターネット等への流出を懸念しているのかと思いきや、決してそうではないようだ。確かに、ネットに流出させる疑いのあるような男性には、ハメ撮り以前に、はなっから股は開かないだろう。では、ハメ撮りを拒否する理由は何なのだろうか。

 実は女性たちは、「醜く写ること」を恐れている。例えば、「セックス中に二重アゴになっていないかなど、ふいに我に返ることもある」という女性は意外と多く存在する。最大級の快感に浸っているときの表情が、決して美しいとは限らないということを、女性たちはちゃんと知っている。「快感で制御の効かなくなったときの表情が、滑稽なのではないか?」ということを危惧しているのだ。

 「制御の効かなくなった滑稽な表情だからこそいい!」という男性もいるかもしれないが、その部分はどうか女心を理解してほしい。「顔は写さない。カラダだけだよ」と先手を打てば、ハメ撮りに応じてくれる確率がグンとアップするだろう。

 しかし、顔は写さないと言っても、頑なに拒む女性もいる。この場合も、顔の表情と同様に「お腹が出てみえる角度から写されたら恥ずかしい」などの美意識が足止めさせていると考えられる。だからといって、「こっちの確度からだったらOKよ!」などと細かく打ち合わせるのは、プロの撮影じゃあるまいし、気もアソコも萎えるというものだ。こういったタイプの女性の攻略法としては、男性側の携帯電話ではなく、彼女の携帯電話を使って撮影するといいだろう。撮影後は速やかに本人に携帯電話を返し、美意識的に気に入らない部分は、彼女自身に削除してもらえばいいのだ。そして、本人が納得のいく画像だけをその場でメールしてもらう。お互いしこりの残らない最適な方法である。

 ハメ撮りに限らず、嫌がる相手の心や股を開かせるには、手順を踏むことが重要だ。陸上選手とて、いきなり高いハードルを飛び越えようとしても無理が生じる。ハードルの高さは、少しずつ上げていくことが肝心かと思われる。
(文=菊池 美佳子)

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