女優・女子アナ・女芸人……サッカーだけじゃない”なでしこ”の活躍

 ワールドカップチャンピオンとして出場が当たり前というプレッシャーの中、ロンドンオリンピックへの出場を決めたサッカー女子日本代表”なでしこJAPAN”。先日行われた世界陸上では、ひとり室伏が気を吐く中、短距離トラック選手の福島千里やハードルの久保倉里美がそれぞれ準決勝に、やり投げの海老原有希が決勝に進出した。これまで予選でしか見られなかった日本人女性の活躍を新しいステージで見せてくれた。スポーツ界は今まさに女性アスリートの時代と呼べる。そしてそれは芸能界も同じかもしれない。

「85年生まれの上戸彩・宮崎あおい・蒼井優という3人を筆頭に20代で活躍する女優陣には、すでに大物と呼べる逸材がそろっています。一方で男の役者には、『ROOKIES』(TBS系)での活躍に見られるように、束になって輝くようなところがあります。もちろん個々の才能には目を見張るところがありますが、彼らひとりひとりが”大物”と呼べるかどうかというと疑問ですよね。また、お騒がせ具合も沢尻エリカの右に出る俳優はいないでしょう。しかも実力が伴っているわけですから、彼女ほど大物という言葉がピッタリな若手も珍しいです」(芸能ライター)

 さらにこのライターは、俳優というカテゴリーに限らず芸人の中にも”なでしこ”の大物ぶりは顕著だと言う。

「2000年代に巻き起こったお笑いブームでは多くの若手芸人が世に出てきました。その中でわれわれ業界の人間が注目していたのは、バラエティーの中にあるそれぞれの役割を誰が担っていくことになるのだろうかということです。つまりMCやロケでのリポート役、ひな壇などに誰が適しているかということです。最近のテレビバラエティーではそれが明確になってきました。タカアンドトシやブラックマヨネーズがMC役を射止めているといった具合です。そんな中で、ダチョウ倶楽部や出川哲朗によって確立されたリアクションという役割を多くの若手芸人が目指していたわけです。しかしそれはすでに森三中という女性芸人が獲得したといっても言い過ぎではないでしょう。もちろん『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)での活躍が理由です。またハリセンボンやたんぽぽといった女性芸人も、ほかにはない”今後”を期待させる芸人と言えるでしょう」(前出)

 先日放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、ピース又吉直樹の持ち込み企画として「最初すごく暗かったけど段々明るくなっ てきた芸人」という内容が放送された。出演陣には、又吉のほか、スピードワゴン小沢一敬や麒麟の川島明、インパルスの板倉俊之など。タイトルの通り、それぞれが昔の暗かったエピソードを披露、それでもここまで明るくなれましたと笑いを誘った。そんな中、一際目立ったのが、前出のライターが指摘したたんぽぽの2人。特にアゴじゃない川村エミコの暗い少女時代のきっかけを作ったエピソードは、笑って話せるような次元ではないと出演者に引かれるほどだった。

「同級生の○○君に公園に呼び出されて、恋とかそういうのだと思ってドキドキしたけど、ブランコに座って2時間くらい手を舐められた。嫌がったらボコボコにされた……」(9月8日放送分『アメトーーク!』)

「いつでも逃げられるように日本中のトンネルを調べている」と話す川村のエピソードの数々は、「最初すごく暗かったけど」という企画を大きく逸脱して会場をどよめかせる。もちろんこのことが川村の大物ぶりを直接示すものではない。しかし、彼女の話がほかの”暗かった芸人”のエピソードより衝撃的だったのは確かだ。番組放送中にも指摘されていたが、女性芸人限定による『アメトーーク!』の放送は近いだろう。

 さらに先日放送された『20マウス』(TBS系)では、局アナの青木裕子と加藤シルビアと田中みな実がゲストに出演。相変わらずのブリっ子ぶりを大それた度胸で見せた田中に加え、数々の酒豪伝説を披露した加藤の大物ぶりはレギュラー陣の度肝を抜いていた。俳優、芸人、局アナという各ジャンルで男性よりも大胆な活躍を見せる芸能界のなでしこたち。やはり今は女性の時代と呼べる。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
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