初グラビアを披露したTBS田中みな実の人気とフジテレビのカトパン

tanakaminami0812.jpg※画像:「週刊プレイボーイ」8月22日・29日合併号より

 現在発売中の「週刊プレイボーイ」(集英社)で初のグラビアを飾ったTBSの女子アナウンサー・田中みな実が可愛いすぎるとネットで話題を集めている。今回のグラビアは、「田中みな実のみなみんみんぜみ」という連載コラムの特別編で、「もし、田中みな実が夏休みの一日をのんびり過ごしたら」というテーマで撮影。あどけない眼差しで歯ブラシをくわえる姿など、「テレビに映らない素顔の私」とキャッチフレーズされながら、ぶりっ子全開の表情を見せている。

 局アナらしからぬ”ぶりっ子キャラ”を見せる田中に、ネットユーザーは反応。「かわぃすぎるwwww」「TBS専属アイドルの誕生」「ぶりっ子もここまでくればたいしたもの」などといったコメントを寄せている。

「かつては女子アナといえばフジテレビというイメージが強かったですが、ここ数年はそのイメージもだんだんと薄れているようですね。加藤綾子以来なかなかいい人材に恵まれていないフジテレビで近頃目立つのは「歌ウマ」や恋人発覚の高橋真麻ですからね。とんねるずらの芸人たちにいじられるのを見てもわかるように、女子アナとしては色物の彼女が話題を集めているわけですから、フジテレビの女子アナ王国という牙城はもはや完全に崩壊しているといえるかもしれません。その一方でTBSの田中は、担当する『サンデージャポン』(TBS系)や『さんまのスーパーからくりTV』(TBS系)で、そのぶりっ子キャラが開花して以降、アンチも含め、もっとも多くネット上で語られる女子アナに成長しました。今回のグラビアも、評判は上々のようですし、ますます彼女への人気は高まるのではないでしょうか」(局関係者)

 この関係者が指摘するように、加藤以降に入社したフジテレビの女子アナに、加藤以上に魅力的な人物がいるかというと難しいだろう。現在放送されているゴールデンタイムのバラエティ番組などでは、未だに中野美奈子や中村仁美が活躍し、加藤以降に入社した若き女子アナの姿を見ることはないのだから。しかしそれでもフジテレビの女子アナ力はキー局中抜群だと指摘する関係者もいる。

「各局の抱える女子アナの人数は、日本テレビ18名、TBS25名、テレビ朝日27名で、フジテレビの女子アナは42名です。この人数の多さは、女子アナというビジネスモデルを開発したフジテレビの過去の栄光の名残りだとしても、まだまだフジテレビが女子アナ王国だということを示しているのではないでしょうか。局自体の規模の問題ともいえますが、日本テレビとフジテレビの事業集収入が、女子アナの数のように倍以上違うということはありませんからね。それでも女子アナの数にこれだけの違いがあるというのは、それだけフジテレビが女子アナを上手に使っているということなのではないでしょうか」(業界関係者)

 とはいえこの関係者もここ数年フジテレビに入社した女子アナに加藤以上の逸材が存在しないことは認める。

「松村未央や山中章子といった女子アナが今の加藤や生野のような人気を得るのは難しいかもしれませんね。地デジ放送に完全移行した今では、これまでのように地上波一辺倒の放送というのはしないはずですから。女子アナの活躍する場はBSやネット上など、ますます多岐にわたるはずです。今の新人アナウンサーたちは、よっぽど光るものを持っていない限り、地上波という表舞台に上がってくるのは難しいでしょう」(前出)

 フジテレビの中井美穂などを起源とするならば、女子アナという存在が世の中に出てきて20年余りが経つ。近頃話題を集めるTBSの田中の人気は、これまで女子アナ王国として君臨してきたフジテレビの低迷を示しているが、同時に視聴者が新しい女子アナ像を求め始めたことを示唆しているといえるだろう。そしてそれは、加藤綾子というフジテレビの女子アナが”女子アナ”のひとつの到達点であることをも示しているといえるのではないか。もちろんその”女子アナ”というのは、テレビ局に勤務する女性アナウンサーというものではなく、アイドルのような人気を持ちながら、人々に支持される”女子アナ”のことだ。田中を新世代の女子アナの代表とするならば、加藤は前時代に活躍したフジテレビ女子アナの完成形といえる。今年7月の地デジ化で新しい時代を迎えたテレビ。今後どんな新しいタイプの女子アナが生まれてくるのか楽しみだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

『アナ★バン! presents フジテレビ女性アナウンサー「みんなでゴルフ」』

 
女子アナといえばフジという時代は終わったのか……

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