性的表現過剰MVで11カ国放映禁止のアノ歌手に苦言を呈したのは……

 過去、彼氏によるDVやヌード写真の流出について取り上げられたこともある、何かとお騒がせな人気R&B歌手のリアーナ。しかし私生活以上に最近世間を騒がせているのは、彼女の過剰なまでのセクシーぶりだ。

 豊満な胸と超ド級のボリュームを誇るお尻、そしてそこから伸びる馬のように引き締まった筋肉質の脚。カリブ海の島国バルバドスで育まれたその迫力の肉体美が、今年の2月に公開された「S&M」のミュージックビデオでは、ゴム製のボンテージスーツを身にまとい、ムチを振るい、縄に縛られているのだ。メンズとしては、「あざす!」と言いたいところだが、そんな過激な表現が詰まったミュージックビデオは、公開からわずか一日で11カ国で放映禁止に。

 さらに、今年5月にラスベガスで行われた「ビルボード・ミュージック・アワード」のステージでは、同曲のリミックス・バージョンをブリちゃんことブリトニー・スピアーズとボンテージルックで歌った後、いつぞやかのマドンナ&ブリちゃんの時のように、ステージ上で二人でキスをするなど、そのパフォーマンスは過激さを増している。

 そんな中、リアーナに物申したのは、元スパイス・ガールズの”スポーティ・スパイス”の愛称で知られるMel C(メル・シー)ことメラニー・C。2000年にスパイス・ガールズが活動休止した後はソロで活動を続け、メンバーの中では歌手として最も成功している。そして現在、2歳の娘を持つシングルマザーでもある。

 メラニーは今月、「デイリー・ミラー」紙に対して、過剰な性的表現が子供の目に触れること、特に女性歌手の性的過激化が著しいことは問題であり、リアーナのミュージックビデオやライブでの過激な衣装や表現は目に余ると語っている。

 しかし、スパイス・ガールズだって、当時はセクシー過ぎると叩かれていたのでは? そんな記者の疑問に応えるように、「ずいぶん前のことだけど、お腹を出すような服を着ていたし、世間からも叩かれていわ。でも、ファンに対して不適切だと思うことがあったら、必ず皆で話し合って歯止めをかけていたわ」とメラニー(同紙より)。

 確かに、近年のミュージックビデオにおける性的な表現は年々過激さを増している。リアーナの他にも、裸同然のシースルールックや3Pを彷彿とさせる歌詞でポップ界のセクシー番長に君臨するブリちゃんをはじめ、豊満な胸を強調した衣装で知られるケイティ・ペリー、セクシーの域を越えた過激さで常に世間を驚かせているレディ・ガガなど、最近の人気女性歌手の姿は、自分の子供に見せるには、少し躊躇してしまうかもしれない。

 メラニーは性的に過激になることについて、同紙で自身の見解を以下のように示している。
“I love Rihanna, I think she’s a f***ing brilliant artist, with great songs, a great record and she looks fantastic … but she’s not a mum. Maybe if she becomes one she’ll feel different. I hope so anyway.(リアーナのことは好きよ。素晴らしい歌と実績、そして美しさ、マジ最高なアーティストだと思う……でも、彼女は”母”ではない。もしいつか母親になったら、気持ちが変わるのかもしれない。そう願っているわ)” 

 母親になったら、セクシーさを過剰に追い求めることもなくなるかもしれない。確かに、一理ある。しかし、子供の精神衛生について熱く語る中で「f***ing」なんて言葉を普通に使うのは、いかがなものでしょうか、メラニーさん。

『ワナ・ビー』

 
そう……一味……違うのね……

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