高岡蒼甫、所属事務所から離脱! 増えゆく反マスコミ芸能人たち

takaoka_sankaku0728.jpg※画像はDVD『さんかく 特別版』より

 俳優、高岡蒼甫のフジテレビ批判によりTwitter上で騒動となっていることは、すでに報じた通りであるが、その後も収束することなく、新たな展開を見せている。すべての始まりは23日に高岡がつぶやいたこの発言だった。

「正直、お世話になった事も多々あるけど8は今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば。しーばしーば。うちら日本人は日本の伝統番組求めてますけど。 取り合えず韓国ネタ出て来たら消してます^^ ぐっばい」

 これについて多くのTwitterユーザーから賛否両論のコメントが寄せられた。高岡は前言撤回することなく持論を貫いていたが、26日に一転、

「ごめんなさい、訂正します。自分はこんな事は書きたくありませんが、本人が書いてくれと言っているので書きます。家の妻は自分と一緒の思想ではありません。火の粉が飛ぶのは勘弁です。と。そう訂正してくれと言われましたのでそのまま書かせて頂きます」

 と、妻である女優の宮﨑あおいとは思想が異なると発言。自身の発言で妻の仕事に支障が出るのを避けるためではないかと囁かれている。そして27日にも、滞在中のニューヨークからつぶやきを発信し続けた。

「マスコミのいう事は信じない。 これ鉄則ですよね。 ここで全てを発信します。 全体で見ましょう。この事ばっかりで国民が政治にも目がいかなくなるのが狙いって事もありますからね。 よく考えて。見ていってください。 宜しくです。 日本マジでやば過ぎる」
「おはようー。 何かしばらく続きそうね、この話題。 何だよデイリーの写真。こんな顔自分でも見た事ないわ。笑 悪意の塊だな。と、俺は感じた。 次々に話を挿げ替えようと必死だけど韓流批判じゃないって言ってるのにね。 そうさせたいんだろう。 フジテレビの韓国押しにだよ。サブリミナル!」

 これらは23日の発言を巡るマスコミ報道を受けてのものであると推察できるが、フジテレビ批判をきっかけとしてその発言の矛先は徐々にマスコミ全体へとシフトしていったようだ。そんな中、27日には俳優の山本太郎が高岡の発言について同じくTwitter上で言及した。

「韓国のエンタメは魅力的だからこそ視聴率が取れる。日本の製作者に対して、そこに頼らず、もっと自分達で頑張って作って行きましょう!っ彼なりのメッセージと僕は受取りました。」

 高岡からの反応はないが、山本の発言の内容からは、高岡の発言への理解を示していると優に認められるだろう。山本と言えば、3月に発生した東日本大震災による原発事故を憂慮し、4月にTwitter上で「黙ってテロ国家日本の片棒担げぬ」と発言。翌日の同月10日は、原子力撤廃デモに参加し、反原発の立場であることを発言と行動で示した。5月27日には所属事務所を退社し、フリーの身となったが、これは反原発の立場を明言したことが影響しているのではないかと囁かれている。

 一方、高岡の方も28日午後にTwitter上にて、

「スターダストプロモーションから自分は離れる事になりました。 一つの呟きからの大きな波紋により、事務所の関係各位にはご迷惑をお掛けしました。当然の結果だと思っております。そして感謝の気持ちでいっぱいです。ご報告まで。 応援していただいた皆様、ご尽力頂いた皆様ありがとうございました。」

 と発言し、所属事務所を離れることが明かされた。この発言の約2時間前には、

「食事ができても長く緊張しながら飼われ続ける事が必ずしも幸せとは限らない。 短命だとしてもその時が全てだと言えるような幸せな瞬間を味わえてる方がよっぽど幸せだ。」

 という意味深な発言も残している。結果として山本と同じように自分の考えを明言することで、所属事務所を離れることになったと推察できるような展開をたどっており、妻の宮﨑あおいとの関係にも溝が生じるのではないかと懸念されるところである。

 今回の2名の事例によって、芸能界において局やスポンサーに対しての疑問や意見を発信することが、いかに労力を伴うことであるかを目の当たりにさせられたが、今後、彼らのように反マスコミの姿勢を唱える芸能人が増加する可能性もあるだろう。

「例えば声優の平野綾は、Twitter上での発言が常にアンチによる批判の対象となっています。また浜崎あゆみはTwitter上で、田園都市線に乗ってないのに『田園都市線なう』と写真付きのツイートをしていましたが、あっけなくウソと見破られ、これも物議をかもしました。このようにTwitter上で発言することでタレントとしての価値を自ら下げてしまう芸能人もいますが、高岡や山本のように、自身の思想であったりとか純粋な意見を正直に発信していく芸能人が生まれ始めた。実際のところ今回の高岡の発言も、Twitter上では賛成しているネットユーザーも多く見受けられましたし、かつての山本の反原発発言についても賛辞の声が多く寄せられていました。これは彼らの意見が実際には、一般人の本音と近いものだったんでしょう。また、彼らのように疑問を抱えながら芸能活動を続けている芸能人もきっと多いはずですし、これに続けと自らの思いを発信する芸能人が他にも現れるかもしれません」(芸能ライター)

 山本は所属事務所を離れた後も、反原発活動を行いながら芸能活動を続けている。高岡の今後は、妻・宮﨑あおいとの関係は懸念されるものの、自身の芸能活動については未来が閉ざされたわけではないだろう。今後も臆することなく自らの意見を発信しながら芸能活動を続けていってもらいたいものである。

『高岡蒼甫フォト&エッセイ 「はじめまして、こんにちは。」』

 
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