ロックな男 内田裕也、交際相手を脅して逮捕

uchida0513_01.jpg※画像は『内田裕也 俺は最低な奴さ』/白夜書房より

 5月13日、ミュージシャンの内田裕也が交際相手に復縁を迫り脅したとして、警視庁原宿署に逮捕された。速報として報じた『とくダネ!』(フジテレビ系列)によれば、交際相手は50歳の会社員女性。別れ話を持ちかけられ、復縁を迫ろうと「勤め先に電話をかけた。内容は、あなたが今、暴力団と交際をしていてアブリをしている。まだあなたの実名は言っていない。よく考えて一週間以内に電話をください。まだ間に合うよ」と書いた手紙を女性宅のポストに投函したという。加えて、別の日には女性宅に侵入したとされている。逮捕容疑は強要未遂罪と住居侵入罪である。

 番組で、芸能リポーターの前田忠明は「交際していた女性がいたというのは、かなり知られている話です」 と語った。なんでも、内田は妻の樹木希林との一家、そして娘の内田也哉子、その夫で俳優の本木雅弘の一家とで二世帯住宅に住んでいるが、その家とはまた別に部屋を持っていたはずだという。そっちにその女性との生活の場があったのではという話だ。

 口癖が「ロックンロール」な男、内田は、3月11日に件の東日本大震災が発生した際も、行動が早かった。19日にはJR渋谷駅などで募金活動を行い、拡声器で募金を呼びかけた。さらにはハチ公像の前に立ち、ジョン・レノンの「Power to the People」を熱唱。この楽曲の日本発売時の邦題は「人々に勇気を」。都民に対して、被災者に勇気を与えるための行動が重要だというメッセージが込められていたのだろうか。ここに集まった約500人に向け「1人の人間として、まずは行動が大事。だからロック魂でヨロシク」と呼びかけ、自身も「ロックにちなんで」6万9000円を寄付。しかしロックなだけじゃないのが内田だ。この日は混乱を防ぐためにアカペラでライブを行い、募金活動を終えてからは渋谷駅前交番に赴き、拡声器で「お騒がせしてすみませんでした!」と頭を下げ、警察にも仁義を切った。

 また、この日「募金を持って被災地に行き、炊き出しをしたい」と語っていた内田、その後も大阪の街頭などで募金活動を行い、翌月の4月6日、宮城県石巻市の一皇子神社で炊き出しを行った。有言実行の男である。現地ではピザとミネストローネ400食、さらにロックにちなんでバナナ690本、ミカン690個を振る舞った。ここでも拡声器を持ち、ジョン・レノンの「Power to the People」を熱唱。そして「俺はこの一皇子神社でのコンサートを一生、忘れないだろう。素晴らしい子供たちの笑顔!未来はある!ロックンロール!」とシャウト。ちなみに炊き出しのメニューにピザを選んだ理由は「温かくて珍しいもの。おやつ感覚で子供が喜ぶもの」という彼なりの配慮からだった。ここでもロックなだけではなく、細かな気配りを忘れていない。

 内田は現在放送中の、結婚情報誌『ゼクシィ』(リクルート)のCMで樹木希林と共演している。結婚39年目にして初のCM共演だと言われていたが、映像からは2人が一緒に歩んだ人生の長さをふと思い起こさせるような、リクルートの狙い通り、視聴者に結婚へのあこがれを抱かせるに十分な作りとなっている。2人はこのCMの「Get Old with Me」、一緒に歳を重ねて生きていく……というコンセプトに共感して出演を決めたという。だが、その陰にもう一人、内田と一緒に年を重ねてきた女性がいたことが公になった今回、CMもお蔵入りになる可能性があるだろう。

 今回の件に関しては、ロックでありながらも礼儀を重んじる内田のことだ、おそらく近々コメントが発表されるのではないだろうか。被害者女性との間に何があって逮捕という事態にまで至ったのか、続報が注目される。

『ぼくのしょうらいのゆめ』

 
ロックな男になりたいです!!

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