「性の悦びが生きる励み」麻美ゆま性処理ボランティアに！

AV 2011年04月27日

作品：『性処理ボランティアのお仕事麻美ゆま』女優：麻美ゆま
◆メーカー：アリスJAPAN◆品番：DV-1256
◆時間：180分◆価格：2890円

　堕ちてしまったのか？　昇華していったとみるのか？　セックスに目覚めた女性を、周囲はどんな目で見ているのだろう。本作品は、女性の性の解放が叫ばれている今、ちょっと怖くて、思いっきり深い官能物語である。

　物語の主人公は、証券会社で働く生真面目な美女・麻美ゆま嬢。彼女は顧客の財産を守ることを念頭に仕事を行っているため、上司からは毎日のように「会社は慈善事業じゃない！」と、説教を喰らっていた。そんな彼女は、ある日、会社には内緒で介護ボランティアを始めるのだが、お嬢様気質の彼女は、患者からも「偽善者！」と罵られてしまう。しかし、彼女はくじけなかった。交通事故で手足が不自由になってしまった若い患者を救うため、男性の体の仕組みを猛勉強。ところが、男性を知るために彼女がお手本にしたのは、会社の中年社員だったから誤解が誤解を生み……。

　生真面目ゆえにイキすぎた行為だと気づかず暴走していく彼女の奮闘ぶりは、コミカルかつセクシー。患者の青年に性処理を行う際、「これはセックスではなく、リハビリなんだ……そうよ！」と自分に言い聞かせ、積極的に馬乗りになって腰を振る顔に背徳の色は皆無。晴れやかな笑顔で患者を射精に導き、その結果、奇跡までも起こしてしまう。

　ところが、物語はここで終わりではなかった。人を助ける喜びと同時に、セックスの悦びにも開花してしまった彼女。その後歯止めがきかなくなり、新たな寝たきり患者をターゲットにし始める。欲望が溜まりきった肉棒を見下ろし、ニマニマと含み笑いを浮かべてしゃぶりつき、馬乗りになって若い患者を喜ばせる姿は、もはや天使ではなく小悪魔の形相へと変わってしまう。爆乳を弾ませ快感に溺れていく姿は、清々しさの反面、狂気的でもある。

　性の悦びが生きる励み。そう自分に催眠をかける彼女の姿はどこか恐ろしく、一人の部屋で自慰にふける様子はどこまでも淫乱。その一方で患者は彼女に感謝し、新たな生活を始めていく。

　さて、彼女は堕ちてしまったのか？　昇華していったとみるのか？　答えを決めるのはアナタだ！
（文＝文月みほ）

『性処理ボランティアのお仕事麻美ゆま』

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